冬の観光シーズンが本格化するこの時期、恋しくなるのが、温かい飲み物です。
函館の朝市にある珈琲店では、道内では初めての飲み物の販売が始まりました。
坂のマチ=函館。
年末に向けて、人気の観光スポット朝市にも、観光客の姿が戻り始めました。
朝市の中にある老舗のコーヒーショップ、「十字屋珈琲店」。
自家焙煎の珈琲豆が自慢ですが、12月から、冬ならではの新たな飲み物が誕生しました。
サーバーから出てくるのは、色鮮やかなホットビールです。
温度は50度から60度。グラスに注ぐとチェリーやラズベリーなどの甘い匂いが広がります。
温かなビール。
朝の観光でカラダが冷えた外国人観光客も早速注文します。
「初めて飲むが、とても味わいがフレッシュでおいしい。体が温まるので冬に最適のドリンク」と話していました。
専用のサーバーを使うことで、泡が適度に残り、アルコールや風味も失われにくいといいます。
十字屋珈琲店の菅原雅仁社長は、「日本で飲まれるラガータイプのビールは、温めてもあまり美味しいという感じではないので、今回選んだのは、ベルギーのビール、フルーツビールなので、ちょっと甘味と酸味があるので、味わいとしてはサングリアとか甘いワインに近い」と話していました。
現在、販売しているのは1種類ですが、今後は、地元のクラフトビールメーカーと新たなホットビールの開発をしていく予定です。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2022年12月9日)の情報に基づきます。