にんにくの生産量で国内2位を誇る、北海道。
温暖化の影響もあり、道内のにんにくの作付面積は、この10年で4倍に増えました!
マスク生活で到来?にんにくブームを調査しました。
(前編:【新メニュー】鍋がおいしい季節…「にんにく」であたたまる!マスク生活なら大丈夫? )
上川の美瑛町の畑で育てているのは、オリジナルブランドの「ダイヤモンドにんにく」です。
あらいふぁーむの新井聡さんは、「量ができない。なおかつ食べても美味しくて、あと引くようなものなので希少性が高いということで、こういう名前をつけさせてもらってます」と話します。
手間暇かけて育てる、「ダイヤモンド」のように希少なにんにくです。
秋に植え付け、雪の下で冬を越すにんにくにとって、積もった雪が暖かい布団がわり。
雪深い美瑛町は、栽培に適した環境です。
一般的なにんにくの糖度は35度前後ですが、ダイヤモンドにんにくは、糖度が40度を超えていて、加熱すると、その甘みが引き立ちます。
ネット販売では毎年完売する人気ぶりです。
「ダイヤモンドにんにく」の仕掛け人の店が札幌にありました。
札幌の狸小路に去年オープンした「にんにく種蔵(しゅぞう)」。
ダイヤモンドにんにくを使ったオリジナル商品と、全国のにんにく商品を集めた、北海道唯一の「にんにく専門店」です。
にんにく種蔵の佐藤雅人オーナーは、「僕自身がもともとイタリアンの料理人でして、イタリアに行って料理をしていて感動したのが、にんにくのおいしさとオリーブオイルのおいしさだった」と話します。
佐藤オーナーは「にんにく料理」ではなく、「にんにく」そのもののおいしさで勝負がしたいと北海道に移住。美瑛町の新井さんとタッグを組んで、ダイヤモンドにんにくのブランド化に取り組んでいます。
「イタリアは食を目指していろんな人が地方にやってきて、食にお金を落として経済をまわしていくというのを見たときに、日本でもそういう文化を僕が作りたいと思い、ダイヤモンドにんにくというプロジェクトを立ち上げている」といいます。
店は夜になると、立ち飲みバーに変身!
メニューはやはり、にんにくずくめです。
こちらは豚肉とにんにくを腸詰めにしたサルシッチャに、にんにくマヨネーズ!どちらも店のオリジナル商品です。
マヨネーズがクリーミーで、にんにくのうまみが後から押し寄せてきます。
お酒も「にんにく」。
ダイヤモンドにんにくを使った焼酎を、トマトジュースでわった『ダイヤモンドにんにくブラッディメアリー』。
HBC堀内大輝アナウンサーは、「最初はトマトの甘さがきて、あとからにんにくの香りがふわ~て香る感じ!おいしい~!」と話していました。
にんにくの新たな魅力に出会える店です。
佐藤オーナーは、「ダイヤモンドにんにくをほかの地域から来る人もみんなが知っていて、北海道の名物にできるように取り組んでいきたい」と意気込んでいました。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2022年11月17日)の情報に基づきます。
■【新メニュー】鍋がおいしい季節…「にんにく」であたたまる!マスク生活なら大丈夫?