2022.03.19

SitakkeTV

22,000リツイートの反響が!北海道・千歳市の画家の「人生を変えた一匹のカエル」

晴夏(はるか)さん・25歳。子どもの頃からの夢をかなえ、3年前から、画家として活動しています。

去年からは、千歳で、コーヒーを飲みながら絵を眺められるお店を開いています。お店には、晴夏さんが描いた油絵がずらり。

描いた絵の販売のほか、オーダーメイドの絵を描く依頼も受け付けていますが、最初は仕事が少なく、「なんとかしなくては」と思ったそう。そんなとき、1匹のカエルの絵が、晴夏さんを話題の人へと変えました。

「罫線で遊ぶ小動物が、1リツイートにつき、1匹増える手帳です」。2年前、晴夏さんがSNSに投稿したのは、手帳の罫線にぶら下がるカエルの絵です。

2020年4月の晴夏さんのツイート

晴夏さんの予想を大きく上回り、22,000リツイートの反響が!…つまり、22,000匹もの動物を描くことになりました。

ハムスターにナマケモノ、パンダ…今では3000匹ほどの動物が、手帳の中で遊んでいます。

SNSで次々と公開される新作には、「かわいすぎる!」という絵の感想はもちろん、「有言実行かっこいい!」などと、晴夏さんを応援するコメントが多く寄せられています。

22,000匹も書くのは大変ではないか、尋ねると、「楽しいです」と即答。話題の人となってからは、絵のオーダーが増え、忙しい毎日ですが、10年ほどかかっても、必ず達成するといいます。投稿を見た人たちと「約束したからです」と顔をほころばせていました。

22,000匹達成までの道のりを、ファンが一緒に時間をかけて楽しめるのも、SNSが発達した現代ならではの交流のように思えます。

お店では、手帳を持ち込むと、自分だけの「罫線で遊ぶ動物」をテイクアウトできます。(1匹3000円〜、所要時間15〜20分ほど)

「絵を持ち帰れたほうが、お客さんの楽しみが増えると思ったから」始めた企画だといいます。「絵のテイクアウト」という名前にしたのは、コロナ禍で飲食店のテイクアウトが流行していたからだそう。このネーミングにも、晴夏さんのユニークさを感じます。

せっかくなので、手帳を渡して、北海道らしい「ヒグマ」の絵をリクエストしてみました。水色や赤の色鉛筆も使いながら、サラサラと書いてくれます。

突然のリクエストにもかかわらず、たった15分で仕上げてくれた絵が、こちら!

か、かわいい…。罫線を使って、のんびり休んでいます。

クマって、本当にこういうポーズをするんですよね…。以前、札幌市円山動物園に取材に行ったとき、ヒグマもホッキョクグマもこのポーズをしていたのを思い出しました。

「円山動物園さんぽ」より( https://sitakke.jp/post/2060/

かわいく、かつリアルな、晴夏さんの絵。自分のペットの写真を持ち込んで、絵をリクエストする人も多いそうですよ。

お店には、テーブルが2つ…子ども用の小さなものもあります。机の上には、何やらペンのようなものが見えますね。

この机には、どんな想いが込められているのか?そして、「罫線で遊ぶ動物」以外にもまだまだある、晴夏さんの素敵な作品は、こちらの記事でご紹介しています。
https://sitakke.jp/post/2646/

***
晴夏さんへの絵などのオーダーは、Instagramまたはメール(harenatsu0601@gmail.com)から

「Gallery & Atelier 晴彩」
・入場料500円(ウェルカムドリンクとしてコーヒーかジュース付き)
・千歳市信濃4丁目11-4 2F-D号室
Instagramまたはメール(harenatsu0601@gmail.com)から要予約
***

文:Sitakke編集部IKU

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北海道の女性たちの明日につながる“きっかけ”を届けるWEBマガジン『Sitakke』と連動して、道内各地で根付くパートナーメディアの編集者や様々なゲストを交え、北海道各地で親しまれ愛される、ローカルな人、モノ、場所をお届けします!

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