2026.10.18
出かける
そしてステージは、いよいよ待望のメインアーティストたちへ。
弾けるようなパフォーマンスで華やかにドームを彩った「H//PE Princess(ハイププリンセス)」に続き、「VAYONN(ベイヨン)」が登場すると、会場からは一斉に黄色い歓声が上がりました。
洗練されたダンスとルックスに、若い女性はもちろん、少し年配のお客さんまで目を輝かせて歓声を送っています。

パフォーマンスが終わると、入れ替わるように人の流れがスムーズにできていく様子も、大型野外フェスを彷彿とさせ、「あぁ、いま自分はフェスの中にいるんだ」という実感が湧いてきます。
また、LDH JAPANに所属する10人組ダンス&ボーカルグループ「THE JET BOY BANGERZ」のパートでは、プロならではの圧倒的な巻き込み力に脱帽しました。

コール&レスポンスや手拍子が巧みで、座席に座っていた観客までもが自然と立ち上がり、体を揺らし、最後には一緒になってジャンプ!
先ほど話を聞いたお父さんがお子さんを抱いてノリノリで体を揺らしている姿が見え、気づくと私もリズムに体を委ねていました。
続いて登場した「cosmosy(コスモシー)」のステージも強烈でした。
K-POPの文脈を感じさせるスタイリッシュなパフォーマンスを披露する彼女たちですが、メンバーは日本人。
ここでふと、「ジャンルや国境、メンバーの国籍なんて、本当はどうでもいいことなんだな」という当たり前の事実に気づかされます。
楽曲が良くて、パフォーマンスが魅力的であれば、理屈抜きで人は惹きつけられ、評価される。
そんな音楽の純粋なパワーを、彼女たちのステージから突きつけられた気がしました。

「SBI MUSIC CIRCUS HOKKAIDO -DAYBREAK-」を通じて感じたのは、フェスというイベントの「懐の深さ」でした。
必死になって前方に押し寄せなくてもいい。
フードエリアの椅子に座って、おいしいごはんを食べながら聴いてもいい。
子どもと一緒に手拍子を打っても、推しのカラーライトを振りかざしてもいい。
そこには、あらゆる世代やカルチャーを受け入れる、どこか温かい「余白」がありました。
「フェスは体力的に厳しそう」「若い人ばかりで浮いてしまうかも」
そんな風に躊躇している人にこそ、ぜひ知ってほしい空間です。
好きな音楽を、好きなペースで、大切な人と一緒に楽しむ。

札幌の地に響き渡ったこの新しいイベントは、「音楽フェスの新しい楽しみ方」を教えてくれたような気がしました。
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文・取材:ゆきお
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容はイベント開催時(2026年9月)時点の情報に基づきます。
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