2026.10.13
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髙橋記者)中道改革連合も今回の選挙で「次世代支援」をアピールしていましたよね。それでも新しいリベラルを取り切れなかったのは、高市さんの人気でしょうか?
橋本教授)メッセージ性の違いが大きいですね。前の石破総理の演説は「これからは楽しい日本にしよう」というもので、次世代を気遣う具体的なビジョンが見えにくかった。それに対して高市総理は、「将来世代のために日本を作ろう」「挑戦しない国に未来はない」「守るだけの政治に希望はない」といったスローガンを打ち出しました。
本間アナ)力強い言葉ですね。

橋本教授)高市総理は「今生まれたお子さんは、70代で22世紀を迎えます。私たちが死んだ後の社会に向けて投資をしましょう」と語りかけました。そして、ペロブスカイト太陽電池や国産レアアースなどへの環境投資・成長投資を具体的に挙げた。今自分たちが儲けるためではなく、「未来世代のための社会的投資」を訴えたわけです。これが新しいリベラルの人たちに強く響いたと考えられます。
本間アナ)未来、投資。新しいリベラルが好きな単語ですよね。
髙橋記者)実際、高市総理が道内4か所で応援演説した内容のテキスト分析(単語の出現頻度の可視化)を行ったフリップがこちらです。

髙橋記者)「日本」という言葉と並んで、「投資」「未来」という単語が際立って多く使われています。高市政権がいかに「未来」「社会的投資」を打ち出し、新しいリベラル層を取りに行っていたかが透けて見えます。
橋本教授)地域経済への投資、ITや農業への投資を語り、「私たちがリスクを引き受けてでも次世代のために投資する」というメッセージを作った。中道改革連合はここを打ち出し切れませんでした。
本間アナ)日本と並んで「投資」がありますけど、これは社会的投資?

橋本教授)経済投資の方が多いです。ただ未来世代への投資っていうのは、私たちが儲けるより次世代が儲けるってことですよね。 次世代支援という風にも解釈できるんだと思うんですよね。
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次回の記事では、「物価高対策では差がつかない?」勝敗を分けたポイントを振り返ります。

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稚内市出身。HBCラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!」パーソナリティ、野球実況、HBCテレビ「キタコイ」を担当。Sitakkeでは「むちぞん~無知は損する~」や「アライマ(アラサーの今、話してみた)」に出演。好き勝手に喋るので、リスナーからは「ナルミッツの毒」と言われる。
北海道の政治・社会ニュースを中心に取材を担当。
北海道大学大学院経済学研究科教授。経済思想・政治思想を専門とし、大規模調査に基づく著書『新しいリベラル~大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」』(ちくま親書・金澤悠介教授との共著)が話題を集めている。
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は収録時(2026年5月)の解説・議論に基づきます。
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