2026.09.24
育む
特に大変だったのが夜。
2人が交代で1時間おきに泣く時期があって、1人がやっと寝たと思ったら、もう1人が起きる。
「やっと寝られる」と思ったら、また泣き声が聞こえてくる。そんな夜もありました。
1人が熱を出したときには、「病院に連れて行きたい。でも、もう1人はどうする?」
そんなところから考えなければなりません。
助産師として赤ちゃんのことを知っていても、実際の子育ては「こういうとき、どうしたらいいの?」の連続でした。
仕事柄、赤ちゃんやママについての知識は豊富だったとは思います。
だけど、知識があっても、思い通りにならないのが子育て。
文字にすると当たり前に感じるかもしれませんが本当に実感しました。
「きのうはこれで寝たのに、きょうは全然寝ない」なんてことも普通。
そのときそのときで「今日はどうしよう?」と考えながらやっていく。
私自身の子育ても、そんな毎日の繰り返しでした。
今振り返ると、双子の子育ては確かに大変だったと思います。
でも当時は、「大変」という言葉を口にすることがいやでした。
「双子なんだから大変なのは当たり前」ずっと、そう思っていました。

そして私は、誰かに預けることもなかなかできませんでした。
乳児を2人同時に見る大変さがわかっていたからこそ、夫や親に長時間お願いするのも心配でした。
夫に2人を預けて出かけるのも、近所のスーパーくらい。
それでも帰ってくると、2人ともギャン泣きしていることがありました。
そんな姿を見ると、「やっぱり2人を預けるのは大変なんだ」と思って、預けることがどんどん心配になっていきました。
でも双子を連れて家から出ること自体、簡単ではありません。
当時はマンションに住んでいたので、1人で2人を連れて部屋を出て、車までどうやって連れていけばいいのか。
「ちょっと出かけよう」と思っても、まずそこから考えなければなりませんでした。

そんなときに助けられたのが、家に遊びに来てくれる友だちでした。
毎日、頭の中は授乳の時間やオムツ、寝かしつけのことばかり。
そんな中で、子どもたちを少し抱っこしてもらって、友だちとたわいのない話をする。
その時間が、すごくうれしかったのを覚えています。
あのころの私は、そんな時間にずいぶん助けられていたんだと思います。
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