2026.09.18

暮らす

82歳の防災マスター「何もしてあげられなかった」から作った誰も取り残さないまちづくり

82歳男性の情熱で立ち上がったのは

白老防災通訳会(提供 しらおい防災マスター会)

民部さんは、地元の防災マスターたちとともに立ち上がりました。

しらおい防災マスター会の中村諭会長(69)は、「外国人とコミュニケーションできる人たちを集めようと、民部さんが自分の足で稼いで通訳の人たちを集めた」と話します。

その1人が、アメリカ出身の英語教諭、ヴァージニアさん(47)です。
彼女も、カムチャツカ地震の際、駅で足止めされた外国人観光客を目の当たりにしました。

ヴァージニアさんは「英語と日本語を話せる人が、何が起きているのかを明確に把握し、通訳して彼らを落ち着かせることが必要だった」と強調します。

誰も取り残さない防災へ

そして、2026年5月、民部さんたちが立ち上げたのが「白老防災通訳会」です。メンバーは14人。災害時には「通訳」と書かれたビブスをつけて「見える通訳者」となり、英語・ベトナム語・中国語・スペイン語で対応します。

しらおい防災マスター会の民部さんは、「自分の母国語が話せる人がいれば安心するだろう」と思いを込めます。

言葉の壁を越え、誰も取り残さない防災への一歩です。

【特集】“じぶんごと”防災

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あま

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年9月2日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X