
札幌市南区の札幌デジタル&どうぶつ・医療・観光専門学校。
教室に置かれているのは、4年前まで札幌・函館間を走っていた、特急「北斗」の運転席です。
元鉄道運転士で、現場経験も豊富な森雅裕先生は「実際の車両に触れることで、座学で学んだことがすぐに体験でき、より深く理解できる」と話します。
さらに、操作方法だけでなく緊急時の体験もできます。
最高速度から非常ブレーキをかけて止まるまでの約30秒間を、実際にレバーと警笛のペダルを操作しながら体感します。
2027年春に、学生たちの夢を乗せて出発する道内初の『鉄道学科』を深掘りします。

この専門学校では、2023年にJR北海道から引退車両を譲り受け、2024年の校舎改築に合わせて『鉄道実習室』を設置しました。
これまでは観光系学科の中に2年制の鉄道コースを設けていましたが、2027年春からは独立した3年制の『鉄道学科』を道内で初めて開設します。
稲場啓剛副校長は「鉄道は、生活や観光で非常に重要なインフラ。そういう業種で働きたいという学生の声も多くなった」と話します。
現在の鉄道コースで学んでいる生徒は、1・2年生合わせて約20人です。
他の観光系学科の生徒数はコロナ禍で大きな影響を受けましたが、鉄道コースには安定して志望者がいたことも、今回の鉄道学科設立の後押しになったといいます。
学校では2027年春の開設に向けて、引退車両に計器やレバーなどと連動した運転シミュレーターを導入するなど準備を進めています。
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