
2025年、日本を訪れた外国人観光客は4268万人。
初めて4000万人を突破し、過去最多を更新しました。
一方、観光地では『ホテル不足』が深刻になっています。その解決の切り札として、今注目されているのが『空き家』を活用した民泊です。
人気ホテルの絶品朝食と連携した札幌の運営会社や、築60年の古民家をおしゃれに一棟貸しする美瑛町の事例など、道内で広がる空き家の民泊活用を深掘りします。
札幌で民泊の運営を代行するコハビホーム。
酒井聖平統括部長は「ゲストが来たときに『お!』と思ってもらえるような部屋を作っている。札幌だけでも160室ある」と話します。
また、「新しく民泊を始めたい」という問い合わせも多いといいます。

6月、慢性的にホテルが不足する新ひだか町でも、新たに民泊を始めました。
改装したのは、空き家だったマンションの一室です。
3LDKの部屋で、広々としたリビングがあります。
宿泊料金は、1室1泊1万1100円からで、2人目以降は1人あたり5000円を追加。
最大4人で利用すると2万6000円で泊まることができます。
なんと言っても、特徴は『朝食』です。
民泊の客は、徒歩5分ほどの距離にあるホテルの展望レストランで朝食を食べることができます。
地元のお母さんが作る茄子の煮物など、約80種類のバイキングで、「楽天朝ごはんフェスティバル」の北海道地区大会で2017年から2年連続で1位に輝くなど、数多くの賞を獲得しています。

コハビホームの酒井統括部長は「ホテルの朝食を食べられるのがうれしいと予約する人もいるし、SNSで『ホテルの朝食がおいしかった』というコメントを見ると、喜んでいただけたとうれしくなる」と話します。
新ひだか町の空き家は増加傾向で、2023年度の調査では659戸にのぼり、7年前から16%も増えています。
高齢化で離農する人が増えているのも大きな要因です。
新ひだか町保健福祉部生活環境課の小野和寿課長は「空き家を観光や宿泊ビジネスにうまく転換して活用されていれば、この課題も改善される」と話します。
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