もうすぐバレンタイン!パパへのプレゼントに役立つ情報を、Sitakke連携メディアの「EZO MAMA」が教えてくれました。

ママがつながるコミュニティや、イベントの情報をまとめている「EZO MAMA」。今回紹介してくれた「さっぽろキッズイベンターCoCo」は、2歳と4歳の子どもを持つ、2人のママが運営する団体で、ママも子どもも楽しいイベントを企画しています。

人気のイベントのひとつが、「petapeta-art®(ペタペタアート)」です。

「petapeta-art®」とは、子どもの手形や足形を、動物や食べ物などに見立てるアートです。広島県のやまざきさちえさんという2児のママが考案し、全国に広めました。

ひな祭りに合わせて、足形で描いたクマのおひな様

「さっぽろキッズイベンターCoCo」の工藤ひとみさんは、「petapeta-art®認定アドバイザー」の資格を持っているため、季節に合わせた楽しみ方を提案してくれます。

petapeta-art®をする工藤ひとみさん

たとえば、夏にはスイカ。

4歳の兄の左足と、当時1歳9か月の妹の右足を組み合わせて描いていて、「お兄ちゃんはもうこんなに大きくなったんだな」「妹はまだまだ小さいな」と、大きさの違いに“ほっこり”できる1枚です。

クリスマスには、手でツリーを、足でトナカイを。

母の日には、手形でカーネーションを描き、子どもたちの写真も添えています。

工藤さんは、「写真を添えて、このときこんな大きさだったんだ、とわかるようにしています。赤ちゃんの頃だと、本当に成長するのがあっという間なので、そのときの『今』を目に見える形で残せるのが魅力です」と話します。

コロナ禍でなかなか会えない、おじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントにも、おすすめだそう。

この日は、パパへのバレンタインプレゼントとして、手形アートをすることに。「何色にする?」と一緒に選ぶところから、子どもも楽しそう。

ママ友に抱っこしてもらいながら、手に丁寧にインクをつけていきます。

「ペタ~」と一緒に唱えながら手を置いて、「い~ち、に~、さ~ん…」とカウントダウン。親子が触れ合う時間にもなります。

きれいに押せた手形は、親指をゾウの鼻に、ほかの指を足に見立てます。長女の手形には、まつ毛をつけて、女の子のゾウに。眉毛を書いたり、リボンをつけたり…子どもに合わせてアレンジできます。

マスキングテープやシールで飾り付け、子どもの写真を貼り、小さく「何歳何か月か」も書き込みました。作っても楽しい、振り返って見ても楽しい、思い出に残る一枚です。

おうちでもできそうなこのアート、「CoCo」でママ友と一緒にやりたい、理由があります。

日々忙しいママは、材料を揃えるのも一苦労。「CoCo」では材料を一緒に使える上、ほかのママ友が子どもを一緒に見ていてくれたり、子ども同士が遊んでくれたりして、ママがアートを楽しむ余裕が生まれます。

また、赤ちゃんは手を握る反射があるなど、きれいな手形を押すのにはコツがいるため、工藤さんに協力してもらえば安心です。

工藤さんは、「ペタペタをきっかけに出てきてもらうのが一番の目的。ママって子どもと一緒に過ごしていると、息抜きする時間がないんですよね。ひとりで子どもを見ているよりは、息抜きできる時間になるのかなと思うので、みんなでペタペタを通じて一緒に子育てをしていけたらなって思います」と、穏やかに話してくれました。

アートを楽しむ間、自然とテーブルに集まった子どもたち。

右側が工藤さんの子ども、左側が今さんの子ども…と、きれいに分かれているわけではありません。2家族の間には、常に分け目がないように見えました。

お互いの第1子が生後3か月の頃に、地域が主催するイベントで出会ったという今さんと工藤さん。「親戚よりも多いくらい」の頻度で会うようになり、「一緒に子育て」をしてきました。第2子の妊娠時期も偶然重なり、「つわり」と「第1子の世話」の両立に悩む時期も、一緒に過ごすことで、それぞれの体調に合わせて分担しながら乗り越えられたそう。

取材中も、工藤さんの子どもがシールがうまく使えなくて困っていたら、今さんが助けたり…一方、今さんのインタビュー中は、工藤さんが4人の子どもたちと遊んだり…。お互いに気を遣うこともなく、子どもたちにも分け隔てなく接していました。子どもたちも委縮する様子はなく、自宅のリビングでくつろいでいるような雰囲気です。

今さんは、「子育てをする仲間がほしかったんですよね。人と人とがつながれる場所をつくると、より子育てがしやすくなるんじゃないかと思って。子どもにとっても、社会に出たときに人とつながるために、親以外の大人との関わりを持たせたかった」といいます。ほかの子どもや大人と話す機会が多いからか、語彙がどんどん増えていて、言語の上達が早いように感じているそう。

団体を立ち上げたのは1年前、コロナ禍の真っただ中でした。今さんは、「ママってもともと外に出られなかったのに、コロナ禍でさらにハードルが高くなったと思うんです。工藤さんと一緒にニュースを見てて、『コロナ禍まずいね、ママたちが絶対外に出なくなって、産後うつや虐待、ママの孤立が増えるんじゃないか』と話していたんです」と振り返ります。

petapeta-art®のほかにも、ベビーマッサージなど、親子で触れ合いながらもママ自身が楽しめるイベントを企画している二人。最初は月に1回ほどの開催でしたが、感染対策で1回の参加者数を制限しているのもあって、今では週に1回ほどの頻度になりました。

人数制限など感染対策をしながらも、ママの心の健康を大事に

育児は一人でするものじゃない。“寂しさ”をなくして、みんなが笑顔で子育てできる環境にしたいので、これからもわくわくできるイベントを作りたいです」

イベントは、主に「EZO MAMA」が連携する拠点『サツドラ北8条店 ++ROOM』(札幌市東区北8条東4丁目)や、この日の撮影でも利用した『COCOスペース』(札幌市豊平区西岡)で行っています。

2月はバレンタインの手形アートづくりや、1周年イベントを開催予定です。各回少人数で、定員に達し次第、締め切るので、最新情報は「CoCo」のインスタグラムでご確認ください。

「EZOMAMA」の記事では、petapeta-art®以外の活動や、2人のあたたかい想いをくわしく紹介しています。https://sitakke.jp/post/2107/

※掲載の内容は取材時点(2022年1月12日)の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は団体・各施設にお問い合わせください。

文:Sitakke編集部IKU

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