2026.07.04

出かける

50年眠り続けた倉庫、宿として目覚める。「暮らすように」楽しめる、函館の貸別荘

50年眠り続けた倉庫、宿として目覚める。

Pres de La Mer(プレ・デ・ラ・メール)

2020年に誕生した1日1組限定・一棟貸しの貸別荘『プレ・デ・ラ・メール』は、現在道内5拠点で食品の卸売の他、倉庫業、不動産業を営む地元の老舗企業・橋谷株式会社が運営する施設。

同社が1898(明治31)年に北前船に関わる取引をしていた時代に倉庫として建てられた場所で、昭和に入ってからその役目を終え50年以上放置されていたレンガ造りの建物をフルリノベーションした。

宿の名『プレ・デ・ラ・メール』はフランス語で「海のそば」という意味。少し歩けば港や岸壁があり、汽笛の音やカモメの鳴き声が聴こえる弁天町という立地の特徴を意識。開放感に満ちた吹き抜けのリビングと、視覚的に楽しめるよう随所に施されたアートの数々。

さらに機能的な設計も高く評価され、2022年度のデザイン賞(主催/公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。

「ここがオープンしたのが2020年なので、まさにコロナ禍真っ只中。不安視する声もありましたが、この期間で世界的に『家で過ごす時間』が見直されたことで、旅においても『自分の家で暮らすように滞在できる宿』が喜ばれるようになりました。そういった新しい旅の楽しみ方ができる場所として、コロナ禍でも逆に追い風となった部分は大きいですね」(支配人・宮本千夏さん)。

海外からの旅行客の利用者が多いと思いきや、1年を通せば国内客の利用の方が多く、地元民が友達や家族と宿泊することも珍しくない。

宿泊定員は大人4名で、料金はローシーズン80,000円・ハイシーズン88,000円・年末年始100,000円が目安(各税別)。同社では湯川でも一棟貸しの別荘『ラ・カシェット』を運営。

【Pres de La Mer(プレ・デ・ラ・メール)】
北海道函館市弁天町14-14
0138-84-8288

***
peeps hakodate vol,149 「函館の倉庫、めぐりめぐる。Tales of Hakodate’s Warehouses」より

peeps hakodate

函館の新しい「好き」が見つかるローカルマガジン。 いまだ開港都市としての名残を色濃く漂わせる函館という街の文化を題材に、その背後にいる人々を主人公に据えた月刊のローカルマガジン。 毎号「読み物であること」にこだわり、読み手の本棚にずっと残り続ける本を目指して編集・制作しています。(無料雑誌・月刊/毎月10日発行)

https://www.facebook.com/p/peeps-hakodate-100063637267392/?locale=ja_JP

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X