
このお写真のキャプションに、「この時期だと抱卵が始まってる中、今日のシマちゃんは巣材集めに大忙しでした! きっとワケがあるんだろうな…」と書かれていました。
もしかしたら、せっかく完成間近だった巣を、カラスやキツツキなどに壊されてしまったのかもしれませんね。
シマエナガは、そんなことがあってもすぐにはあきらめず、また最初から、もう一度巣を作り始めます。
シマエナガの巣は、動物の毛や鳥の羽、苔、クモの糸などを器用に編み込んだ、まるで「ふわふわのニット帽」みたいな巣。
しかもヒナが大きくなるにつれて、ちゃんと伸びるという高性能ぶりです。
そんな大仕事をやり直すわけですから、オスもメスも大忙し。
ふだんは「雪の妖精」なんて呼ばれるシマエナガですが、この時期は羽毛もボサボサで、「徹夜続きの建築職人さん」みたいな顔になっていることもあります。
それでも、もし何度も巣作りに失敗してしまったときには、今度は自分たちで子育てするのをあきらめて、きょうだい夫婦の子育てを手伝うことが確認されています。
ヒナにエサを運ぶ小さな白い鳥が、よく見ると2羽だけじゃない。
実はそこには、「ヘルパーさん」と呼ばれる、親せきのシマエナガが参加していることがあるのです。
シマエナガは「家族の絆」もとても強い鳥なんですね。
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後編の記事では
・エゾリスの赤ちゃん…巣穴の外は明るいね!
・「ぱっつん前髪」VS「ザンギリ前髪」
の写真をお届けします。
◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
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◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。
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