
「朝鮮学校を守ろう」を合言葉に、日本人と一緒に続けてきたイベントは他にもあります。
空知地方の長沼町ではかつて、ソビエトや朝鮮半島の有事を見据えミサイル基地の建設が予定されていました。

1976年、日朝の平和を願う日本の団体がここで育ったお米を朝鮮学校へ贈りました。
それ以来、お米や野菜の寄贈が続いています。
実際に収穫を体験した中級部の生徒は、「汚くなったけどやってよかった」「いつもよりお米もおいしく感じるかな」と笑顔を見せます。

2025年の夏、学校のグラウンドには、全国の朝鮮学校の卒業生や日本人の支援者らも集まりました。
イベントを主催したOBの崔輝勇さんは、「人と人の関わり合いを大切にしながらコミュニティを広く深くしていくことが青年たちができる役割だと思っている。母校はいつでも帰ってこられるふるさとだと思っているので、これからも大事にしていきたい」と思いを口にします。
国籍をこえ、人と人が生み出す「平和」は、目を凝らすと私たちの目の前に存在しています。
日本で暮らす外国の方も、外国で暮らす日本人たちも、自分たちが住む地域にコミュニティをつくり、安心できる環境の中で暮らそうとする傾向があります。
朝鮮学校の姿からは、まさに学校がコミュニティの場として大きな役割を果たしていることが見えてきます。
札幌のように地域の日本人との交流が長く続いているのは、全国の朝鮮学校でもめずらしいことなのだといいます。
外国人に対する排斥の動きが高まっている今。
日本人と新しく暮らし始めた外国人が地域でどう交流していくか。朝鮮学校は、ひとつのヒントになりそうです。
地域に共に生きる仲間として、何ができるか。
そばにいる誰かを思うように、ひとりひとりが考えていきたいですね。
取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年3月17日)の情報に基づきます。
■ 医学部現役合格が全国2位の高校が北海道に…!特別な1日で見えた18歳の旅立ちは
■ 白いチンアナゴではありません!雪の上をものすごいスピードで駆け抜けているのは…【写真4枚・北海道のかわいい動物たち②】
パートナーメディア