2025.09.03

食べる

はじめましての魚を“体験”する食堂。「“未利用魚”という言葉を無くしたい」オリジナル料理と出会える【函館おさかなセンター】

まず前提として、ここは単に近海の鮮魚を提供する場ではない。現在進行形で福田海産と齊藤さん個人が課題として取り組む「未利用魚の活用と提供」を立体化したものだ。

前述の通り、函館近海ではサメ、マイワシ、タナゴ、小サバ等といった「とれるのに需要がないため切り捨てられる」魚がたくさんいる。
同店ではフードロス削減や漁師の収入確保などの観点から、そういった魚を漁師から直接買い付け、オリジナル料理として提供。

いわば、ここは魚を知る我々地元民ですら出会ったことのない魚料理を“体験”する場所だ。

同店の看板料理である『函館サメフライバーガー』(650円)。フィレオフィッシュのようなあっさり・なめらかな食感と味わい。

日替わりの「本日のお楽しみ地魚料理」(400円)。取材当日はタナゴのフライだった。

こちらは当日のまかない料理だった「マグロの皮」。一味と醤油をたらせば格好の酒の肴になる。

peeps hakodate

函館の新しい「好き」が見つかるローカルマガジン。 いまだ開港都市としての名残を色濃く漂わせる函館という街の文化を題材に、その背後にいる人々を主人公に据えた月刊のローカルマガジン。 毎号「読み物であること」にこだわり、読み手の本棚にずっと残り続ける本を目指して編集・制作しています。(無料雑誌・月刊/毎月10日発行)

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