秋刀魚、秋鮭、秋鯖のように、名前の頭に秋がつく魚は、まさしく今が旬の時期。秋は、魚が一番美味しい時期ともいえるのではないでしょうか。
今回は、そんな旬の魚をリーズナブルに提供するお店に注目。定食の鮭定食を1,000円以下で食べることができる、小樽の『滝波食堂』をご紹介します。
小樽駅を出て徒歩2分ほどの場所に、『小樽三角市場』という海鮮市場があります。細い通路の両側には、鮮魚店や飲食店がずらり。通路を歩いていくと、中央あたりに鮮魚店が直営する『滝波食堂』が見えてきます。
海鮮丼で有名な『滝波食堂』。しかしそのほかにも定食や刺身、炙り焼きなど、小樽に来たからには食べたいメニューが盛りだくさんです。今回は秋を代表する魚・鮭を使用した『サーモン焼き定食』を実食!
とても身が大きく、肉厚で脂がのっており、噛むごとに鮭の旨味が広がります。塩加減もちょうど良いので、醬油をかけず大根おろしのみでも美味しくいただけますよ。
定食には小鉢もついており、右からタコの酢味噌和え、めんたいこ、たくあんです(内容は日によって変わります)。これにごはんとみそ汁がついて880円!
これだけの定食を1,000円以下で食べることができるのは、まさに市場の食堂ならではです。
さらにプラス330円で、みそ汁は石狩汁からかに汁に変更することができます。殻ごとゴロゴロと入ったカニは、身がぎっしりと詰まっており、汁に旨味がたっぷりと出ています。定食自体がとても安いので、ちょっと奮発してかに汁を選ぶのもおすすめです。
そして旬の魚を扱った定食以外に、「海鮮丼は好きだけれど苦手なネタも……」という方におすすめなのが、『元祖わがまま丼』。10種類のネタから3品または4品のネタを選び、オリジナルの海鮮丼を作ることができます。ネタは、自家製いくら、生うに、かに、本まぐろ、ぼたんえび、あまえび、サーモン、活ほたて、とびっこ、季節のネタの10種類です。
筆者は自家製いくら、かに、活ほたて、計3品のネタを選びました。ごはんは白米か酢めしで、量も普通サイズか小サイズどちらかを選択できます。ごはんの量は多めなので、小食な方には小サイズがおすすめです。
丼が運ばれてきた瞬間、目に飛び込むのはかにの爪。まるでオブジェのようですね。丼ぶりからこぼれ落ちるくらいのネタが豪華3点盛で、値段は2,200円! 価格以上の感動に出会えるはずです。
また小樽といえば、ほたての産地としても有名。令和3年5月には『小樽ホタテブランド化推進プロジェクト実行委員会』が始動し、小樽祝津産ホタテを『おタテ』と名付けて、ブランド化することを目指しています。
同店で味わえるのは、小ぶりですが、そのぶん味がギュッと締まった『活ほたて焼き1枚』(220円)。磯の香りがするほたてに甘めの醤油が染みこみ、とても味わい深い一品です。食感はやわらかいので、ほたての“ひも”まで美味しく食べることができますよ。
「旬の焼き魚を食べたいけれど、海鮮丼も捨てがたい……」そうして迷ってしまうくらい、魅力的なメニューが勢ぞろいです! 焼き魚は単品でも注文できるので、『滝波食堂』名物の海鮮丼と一緒に……なんて贅沢な食べ方もいかがでしょうか。
マルキ滝波商店 北のどんぶり屋/お食事処
住所:北海道小樽市稲穂3丁目10-16
最寄り駅:函館本線・小樽駅
営業時間:8時~17時
定休日:無休(元日のみ)
電話番号:0134-23-1426
駐車場:近隣にコインパーキングあり
支払い方法:現金のみ
個室:なし
お子様連れ:可
ホームページ:マルキ滝波商店 北のどんぶり屋/お食事処
※掲載の内容は取材時点(10月16日)の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
文:yukko
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