2025.04.19

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旅行ガイドのように「認知症世界」を見てみると…7人に1人がかかる時代に“ヒント”を

2050年度には高齢者の7人に1人が認知症に?

札幌市で、認知症と診断された65歳以上の人数は約6万人。
高齢者の「9人に1人」の割合で、2050年度には「7人に1人」に増えると予想されます。

今回の講演会に参加した人からはこんな声が。

「本人がこうしなきゃと思っているのを無理やり止められたりして、止めようとした人を殴ろうとする場面が、どうしてそういう行動をとるのかすごくヒントになった」

「祖父が風呂に入らないと言って大変と施設から何度も電話が来て、祖父はもしかしたら、風呂に足を入れる時にヌルヌルが気持ち悪かったのかなとか」

予防方法に科学的根拠がない…手探りの認知症

イベントに協力したファミリークリニックさっぽろ山鼻の松田諭院長は「周りのサポート」の重要性について話します。

「1人で生きていけないので、周りのサポートがどれだけできるかが大きくかかわる。地域全体で認知症の方々を見ていくことが必要」

作家の筧祐介さんは「認知症の一番の原因は、予防できるという科学的エビデンスがほとんどないこと」としたうえでこう話します。

「誰にでもなりうるもので、そして年齢を重ねるとともに、必ず誰もが脳の認知機能が落ちることによって生じる症状なので、誰でも直面する」

今までしっかりしていた身近な人が突然…。
戸惑いや否定が始まる認知症。

知らない世界を知ることで苦しかった日常を変えることができます。

連載「親の「終活」を考える」

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月4日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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