2025.04.19

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旅行ガイドのように「認知症世界」を見てみると…7人に1人がかかる時代に“ヒント”を

「終活」という言葉がめずらしいものではなくなった、人生100年時代の今。

大切な人だからこそ、「最期」や「いなくなったあと」を想像することはどうしても後回しにしてしまいがち…。

だけど、大切な人だからこそ、大切に考えたい、大切なことが「終活」には詰まっています。

連載「親の「終活」を考える」では、Sitakke編集部も自分事で「親世代の終活」に向き合います。

認知症の人に見えている世界

5人に1人が65歳以上の日本で今、増え続けているのが認知症です。
北海道内も例外ではなく、あなたの大切な人が認知症とともに生きる時代が始まっています。

3月、札幌市で開かれた講演会です。

「ご飯を食べに行こうと乗ったバス。しかし、しばらくすると、どこへ向かうのか?自分が、なぜバスに乗ったのか?そもそも、どこから来たのか?わからなくなってしまう、正にミステリーバスです」

これは、認知症のある人の頭の中で起きていること。

制作したのは、慶応大学大学院の特任教授で、作家の筧祐介さんです。

「認知症の本人が生きている世界、見えている景色が脳のトラブルによって、周りから全くみえない。この世界の乖離が認知症に対する偏見を作り上げている」

認知症のある人を世界を、誰でもわかりやすく、身近に感じて欲しい。

そんな思いでまとめたのが、旅行ガイドのような「認知症世界の歩き方」です。

「気持ちの良いはずの露天風呂。しかし、突然ビリビリ感じたり、極端に熱く感じたり、冷たく感じたり。やがて、風呂に入ることがイヤになってしまう、まるで七変化温泉です」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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