2025.02.09
ゆるむそして最後にお伝えすのは、糠平湖の見どころの一つでもある「お化けきのこ」。
お化けきのこという言葉だけでは何が何だかわかりませんが、写真を見ていただくと、なんとなく雰囲気が伝わるでしょうか?
・撮影日:2025年1月
・場所:上士幌町 糠平湖
・シャッター速度 1/800
・絞り f/16
・ISO 640
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
切り株の上に、湖の氷が乗っかってしまっているのです!
糠平湖は人口湖です。もともとは森が広がっていて、糠平ダムが開発されるときに伐採された木の切り株が、今でも残っています。
糠平ダムの稼働によって、糠平湖の水位は変化します。水位が減ったときに、切り株の上に氷が残り、このような現象が見られるそうです。
とてもユニークな形で、大きなキノコのように見えますよね!
一つ一つの氷の形が違って、太陽の光が当たると透き通って見えて、とてもきれいです。
・撮影日:2025年1月
・場所:上士幌町 糠平湖
・シャッター速度 1/800
・絞り f/14
・ISO 640
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
・撮影日:2025年1月
・場所:上士幌町 糠平湖
・シャッター速度 1/500
・絞り f/16
・ISO 500
・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
寒さの中でしか見ることのできない、幻想的な風景。
今回は、冬の糠平湖の景色をお届けさせていただきました。
糠平湖には「今季初の氷点下更新」など、ニュースの取材でも訪れることがあります。
周りに遮るものがなく、壮大なパノラマが広がる場所です。
厳しい環境が作り出す、自然の芸術作品。
ぜひ来シーズン、足を運んでみてはいかがでしょうか?
※糠平湖は今シーズン、1月27日から立ち入り禁止となっています。湖の水位が低く、湖の底から発生するメタンガスによってできる「ガス穴」が多く出現したことや、暖冬の影響などで氷が薄い場所も多く、氷が割れる危険が高まってきたことが理由だということです。
撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」「クマと民主主義」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。
※掲載の内容は記事執筆時(2025年1月)の情報に基づきます。