糠平湖の見どころはまだまだ…「お化けきのこ」

そして最後にお伝えすのは、糠平湖の見どころの一つでもある「お化けきのこ」。

お化けきのこという言葉だけでは何が何だかわかりませんが、写真を見ていただくと、なんとなく雰囲気が伝わるでしょうか?

・撮影日:2025年1月
・場所:上士幌町 糠平湖

・シャッター速度 1/800
・絞り f/16
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

切り株の上に、湖の氷が乗っかってしまっているのです!

糠平湖は人口湖です。もともとは森が広がっていて、糠平ダムが開発されるときに伐採された木の切り株が、今でも残っています。

糠平ダムの稼働によって、糠平湖の水位は変化します。水位が減ったときに、切り株の上に氷が残り、このような現象が見られるそうです。
とてもユニークな形で、大きなキノコのように見えますよね!

一つ一つの氷の形が違って、太陽の光が当たると透き通って見えて、とてもきれいです。

・撮影日:2025年1月
・場所:上士幌町 糠平湖

・シャッター速度 1/800
・絞り f/14
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

・撮影日:2025年1月
・場所:上士幌町 糠平湖

・シャッター速度 1/500
・絞り f/16
・ISO 500

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

寒さの中でしか見ることのできない、幻想的な風景。
今回は、冬の糠平湖の景色をお届けさせていただきました。

糠平湖には「今季初の氷点下更新」など、ニュースの取材でも訪れることがあります。
周りに遮るものがなく、壮大なパノラマが広がる場所です。

厳しい環境が作り出す、自然の芸術作品。
ぜひ来シーズン、足を運んでみてはいかがでしょうか?

※糠平湖は今シーズン、1月27日から立ち入り禁止となっています。湖の水位が低く、湖の底から発生するメタンガスによってできる「ガス穴」が多く出現したことや、暖冬の影響などで氷が薄い場所も多く、氷が割れる危険が高まってきたことが理由だということです。

タウシュベツ川橋梁

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道

撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」「クマと民主主義」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2025年1月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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