2025.01.24
深めるそれでも短大卒業後は一度まったく異なる業界へ。
一般企業の営業事務を2社、約5年間経験しました。
なぜ、「好きなこと」が定まっていながら、別の場所へ飛び込んだのか…。
「『最初から好きなことをやったら? 』と周囲から言われたこともあります(笑)。でも、社会のさまざまなことを知るため、あえて別の場所でのキャリアも重ねたかったんです」
一番やりたいことがわかっているからこそ、違う経験もしてみたい…。
ここでも「視野を広げる」という選択をした大條さん。
いろいろなライフスタイルのお客さまと接するショップ店員の仕事に就くなら、シフト制の仕事だけではなく、「週5日勤務で土日休み」のライフスタイルも知っておきたい気持ちがありました。
一番やりたかったことを、一番目標としていた場所で…夢をつかんだ大條さんですが、最初からすべてがうまくいったわけではありませんでした。
実は1社目で営業事務をしていたときに、トゥモローランドの採用試験を受けたものの不採用となる経験をしたんです。
「まだ自分にはだめなんだって。ファッションへの感度も、考え方も、自分にはまだ人間的に足りていないものがたくさんあるから、もっと成長したいと思いました」
そこで、2社目となる大手の製薬会社へ、もう一度事務職として就職。
周囲の人の気遣いや振る舞いを見て学ぶなど、人間的な魅力を磨く努力を重ねました。
そうして約2年後、憧れのトゥモローランドへの入社を果たしました。
事務職時代の経験は、ショップ店員の仕事にもかなり生きているそう。
「周りが細やかな気遣いができる方ばかりで。社会人としてのスキルをたくさん学ばせていただきました。それが今、お客さまに寄りそった接客につながっていると感じます」
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