2025.01.02

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「なんか盗った…?」認知症で万引きした人に刑罰の意味はあるか…福祉での再犯防止

刑罰より福祉

この施設は、Aさんのような法律を犯した人も受け入れる、“入口支援”を行う施設です。

障害者や認知症などの人が事件を起こし、不起訴や執行猶予などの判断が出た際に、再犯防止のため、福祉につなげる支援です。

刑務所などで更生を図る出口支援に対し、“入口支援”と言われています。

Aさんを受け入れたこの施設を運営する「アルワン」代表の石田幸子さんです。

石田さんは、認知症の人の再犯防止には「刑罰より福祉が必要だ」と話します。

「刑務所に入っても何も分からない。何も変わらない。決まりが守れなくて、刑期が決まっているのに出られない。そういう人を入口で支援しようと考えた」

施設に来る前の2023年1月、認知症を発症していたAさんは万引きをしてしまい、裁判で執行猶予判決が下りました。

しかし、その後も再犯してしまいます。

この時すでに「出口支援」をしていた石田さんに、声がかかりました。

「福祉につなげることがAさん自身に必要だ」と考えた石田さんは、裁判で施設に受け入れることを証言しました。

こうして、Aさんの今の生活が始まりました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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