2024.12.05
深める11月、北海道の保育園で1歳1か月の男の子が給食の「豚肉の炒めもの」をのどに詰まらせ、死亡していたことが明らかになった事故。
事故が起きたのは 、北海道札幌市の認可保育園「アイグラン保育園拓北」です。
株式会社アイグランの西岡寿彦部長はまず、「与えた物が本当に適切だったかについては、今はまだ調査しています」と説明しました。
離乳食に関しては、子ども1人1人で個人差が大きいため、保護者とのやりとりが必要になってきます。
「どこまで保護者との連携が取れていたかが大事になってくると思うので、そこを含めて確認をしているところ」と話し、発生から3週間以上がたったこのときも「確認中」という言葉を繰り返しました。
保育園で行われた3回目の保護者への説明会を終えても、参加者からは「わからなかった」「納得はできない」と不安の声が聞かれました。
幼い命が失われた悲しい事故。
子どもの食事に潜む危険を深掘りします。
連載「じぶんごとニュース」
札幌市から車で約1時間、北海道歌志内市の”認定こども園あおぞら”です。
園児34人を預かる長沢栄子園長は、札幌市の事故は「他人事ではない」と言います。
「家庭でも園でも、どこでもありえることかなと思った」
園児の給食は、園内で調理。
この日のメニューはカレーライスです。
配膳前には必ず、園長自らが「検食」します。
「とろみ具合がどうなのか、お野菜が固くないか、のどに詰まらせる心配はないかをチェックします。きょうも大丈夫です」
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