打ち合わせで瑛都くんは、「こっちのほうが寄付する金額はいっぱいできます」とプレゼン。
ファミリークリニックさっぽろ山鼻の松田諭院長が「うんうん」とじっくり話を聞きます。
「意識を持ってみんなで関わることで、このようにつながりができていたと思うが、そういう人たちが増えたら最高の予防医療になる。ぜひレモネードスタンドをやってもらえたらうれしい」
目標の募金額は30万円。
そのために、販売価格をいくらにするか?
また、原価をいくらに抑えなければならないのか?
次の相談相手は、塾の先生です。
「物の価値を高めて、値段を上げて、それで利益をたくさん増やそうという計画だよね」
冬野恒史塾長が問いかけます。
「1杯のもうけ100円を、100×140杯=1万4,000円が、1回の儲け」
まだ習っていない3ケタの「かけ算」や「割り算」の計算も出てきましたが、瑛都くんはあきらめずに「値段」や「開催回数」を計算し、計画を練り上げてきました。
また、タブレットを片手に、告知用動画の制作も。
そんな行動力を間近に見守る、メンバーのお母さんの目には光るものが…。
その後、自分たちで撮影し、動画も完成しました。
2024年、夏休みのすべてをレモネードスタンドの準備に費やした瑛都くん。
夢中になる理由には、幼い頃の記憶があります。
■「正直、戸惑った。でも…」こころが男性どうしのふうふが、授かった命 【忘れないよ、ありがとう①】