2024.10.27
深める2023年、がんの一歩手前と診断されたタレントの休井美郷さん(33)。
休井さんのような診断を受けると、手術が必要となる場合があります。
手術には、子宮頸部の一部を切り取る「円錐切除術」と、変化している箇所をレーザーで焼く「レーザー蒸散術」があります。
切除術は早産のリスクを高める可能性もある一方で、再発のリスクは抑えられます。
レーザーは早産のリスクは高くありませんが、切除する場合と比べて再発のリスクがあるといわれています。
休井さんは、将来子どもをもつことをのぞんでいるため、早産のリスクを避けるレーザーの手術を選択しました。
誤った知識から、まだ偏見の目で見られることも少なくない子宮頸がん。
休井さん自身も、「一歩手前」の状態であったことを公表したとき、「自業自得」「経験人数が多いんだろう」という言葉に傷ついたといいます。
しかしいまでも、休井さんは啓発イベントに参加するなど、子宮頸がんの予防に対し精力的に活動しています。それには、理由があります。
それは、手術を受ける前…病院で診察を受けていたある日のこと。
医師の机のカレンダーの日付のほとんどすべてに“青い印”がついていることに気が付きました。
「『この印は何か』と先生に聞いたら、『子宮頸がんの手術がある日だ』と言われて。私と同じように悩んでいる女性がこんなにいるんだと思って」
■「正直、戸惑った。でも…」こころが男性どうしのふうふが、授かった命 【忘れないよ、ありがとう①】