2024.10.27
深めるワークショップを主催した大坪さん自身が、キャッチアップ接種を利用したのは2年前。自分の身体を守る大切さを、医学生として伝えていく活動の中で、“正しく情報が届いていない”、“無関心”という課題を実感しています。
「私たちは、接種を推進している団体ではなくて、知らないということに対して、すごく課題感を持っている。“知らなかったから打てなかった”という人を減らすために活動している」
キャッチアップ接種は2024年に17歳から27歳となる女性が対象で、接種費用は全額公費で負担されますが、期限が2025年3月末となっています。
HPVワクチンは半年かけて3回接種するため、すべて無償で打つためには、9月末までに接種を始めていなければいけませんでした。
取材した札幌のクリニックでは、今年6月ごろから駆け込みでの接種が増えているということです。
「防げるがん」の現在地。
ワクチン接種の検討と一緒に考えたい、「検診」の重要性についても考えます。
▼「性に奔放」という偏見も…誰でも感染するからこそ必要な検診と知識を発信するワケ【防げるがんの現在地②】
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部 泉優紀子・貴田岡結衣
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年9月20日)に基づき、一部情報を更新しています。
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