2024.11.06
暮らす防災用品でも、食品はかなり重要です。特に代替できないのが 「ミルク」 です。
ヤマモトさんは、災害時に普段と違うミルクや哺乳瓶を使うと、飲むことを嫌がる可能性があるため、防災用に備えるものも必ず事前に試してほしいと話します。
自宅にカセットコンロなどを備えておけば、電気が使えない状況でもお湯を沸かすことができます。
また、普段は完全母乳で育てているという人も、災害時にストレスなどで母乳が出なくなる可能性も考え、ミルクの備蓄を検討してほしいと話していました。
レトルトの離乳食や防災用の食事も、合うかどうか事前に確認しておくことが重要です。
避難所ではアレルギー対応食は少ないため、アレルギーを持つ子どもには、特に合う防災食の準備が必要になります。
「在宅避難」とは、災害時に避難所へ行かずに自宅で生活する方法です。
災害が起きても自宅が無事で安全に過ごせそうなら、水道や電気が止まってしまっていても、自宅で過ごす選択肢もあります。
避難所の生活はプライバシーがあまりなく、ストレスがかかりやすいため、自治体によっては妊娠中の人や乳幼児のいる世帯に在宅避難をすすめています。
ただ、在宅避難には「支援物資や救助活動の情報が入りづらい」「食料や飲みものの調達が困難になる可能性もある」といったデメリットもあります。
妊娠中の女性の心や身体の状態、子どもの様子は、各家庭によってそれぞれ異なります。
在宅避難も想定し、防災用品を多めに備えておくといいといいます。
ヤマモトさんは、「防災用品も、そのときどきの“我が家”仕様にアップデートしていくのがベストです。おむつやおしりふき、肌着、おやつやおもちゃ、絵本なども検討してもよいと思います」と話していました。
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漫画:ヤマモトクミコ
北海道・札幌市在住のイラストレーター。2010年に、海上自衛隊入隊。入隊1年目で東日本大震災の支援に従事。約10年間、自衛隊員として全国各地を飛び回る日々を過ごし、結婚・出産を経て、退職。独学でイラストレーターに。2児の母。
Instagram: @studio.kimi_cony
X: @kumiko_illust
編集:Sitakke編集部 ナベ子