2024.09.25
深めるだから、ぴょおさん。
あなたぜひ、近しい友達にその思い出、ネタとしてどんどん披露していってみてください。
冗談めいて聞こえるかもしれないけれど、確実に効果があるの。しかも、回を重ねるごとにどんどんうまみが増していくから。
(あたし実際、この方法で手酷い失恋を乗り越えたことあります)
どんな道のりであったとしても自分の歴史を否定せず、おのれの歩みを愛せるようにみずからを調律してみること
そのトライが、きっとぴょおさんを新しい地平に連れていってくれるはず。
クズ男の存在もひとつのステップにしちゃって、前に歩んでいってほしい。
ぴょおさんと似たような経験をしたことがある仲間として、あなたのことをこれからも全力で応援していますよ!
というわけで、今回は嫌な思い出との向き合い方について、自分なりに実践している方法をご紹介しながら考えてみました。
ここで取り扱ったのは、主に恋の話題だったけれど。
生きてると「なんなわけ?!」ってネガティブな残り方をする記憶って、仕事や友達関係といったいろんな角度から、しかもわんさか生まれてくるよね。
でも、そんな一見暗くて苦い体験も、最終的に肝心なのは生かし様。
その存在自体を消そうと躍起になるでもなく、くさいものに蓋的な放置に徹するでもなく、積極的にそれらをおのれの糧に変えていくのが大事なんだろうなと、常々思っています。
季節の変わり目は、こころの整理を行うこともできるいいタイミング。
読者の方々もこの秋、自分の過去を少し振り返ってみるなどしてみてはいかがかしら。
さっ!あたしもお風呂入りながら、パレード開催までのここしばらくにちょっと思いを巡らせてみようかしらねぇ(単にお風呂入りたいだけってのは内緒)。
どなた様も、それぞれの「それまで」を、どうか優しく愛せますように。
ではでは皆さん、Sitakkeね〜!
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文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部 ナベ子
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満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。LGBTパレードを主催する「 さっぽろレインボープライド」の実行委員を兼任。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
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