登別最大の祭典「第61回登別地獄まつり」(登別国際観光コンベンション協会と市主催)が23~25日、登別温泉町の極楽通りなどを会場に開かれる。地獄の谷の鬼花火、エンマ大王からくり山車、鬼みこし暴れ練りこみ、鬼踊り大群舞などで温泉街を熱く盛り上げる。今年は人気テレビアニメ「ゴールデンカムイ」ともコラボレーションする。
地獄谷にある地獄の釜のふたが開き、閻魔(えんま)大王が鬼たちを引き連れて登別温泉を訪れる-という伝説を基にしたまつり。期間中、正午~午後10時まで極楽通りを歩行者天国にしてビアガーデンを実施する。
23日は地獄谷展望台特設ステージで同7時45分からオープニングセレモニー、8時から地獄の谷の鬼花火(地獄まつりバージョン)で、湯の護り神「湯鬼神」が人々の厄を持ち去るため、手筒花火を打ち上げる。
24日は極楽通りで午後0時5分から登別小学校のオニッコマーチングバンドの行進で開幕。コロポックルの森の園児たちはお遊戯を披露する。地獄谷では、午後1時15分から登別中学校の生徒による吹奏楽演奏、郷土芸能の熊舞、パフォーマーゆきの助大道芸、北海道大谷室蘭高校吹奏楽部の演奏と続く。
午後4時10分からは極楽通りに再び会場を移し、登別中の鬼みこし、和太鼓柳技伝、和太鼓ZINKAによる前触れ太鼓、7時から高さ約6メートルのエンマ大王からくり山車が地獄の審判を下しに登場。8時から約1トンの鬼みこしを100人の男たちが威勢よく担ぎ上げ練り歩く、鬼みこし暴れ練りこみが行われる。
25日は地獄谷で正午から大道芸、和太鼓、ダンスと続き、午後2時から極楽通りで早食い・大食い競争、4時10分からおにっこ鬼踊り。6時から再びエンマ大王からくり山車が登場し、7時からの鬼踊り大群舞でまつりは最高潮を迎え、8時半から地獄谷の谷の鬼花火でフィナーレを飾る。
ゴールデンカムイとのコラボでは、22~25日に極楽通り周辺でオリジナルグッズを販売するポップアップショップが開かれるほか、23~25日にオリジナル巨大提灯(ちょうちん)が展示される。
期間中、国立登別病院跡地と旧登別温泉小学校に臨時駐車場を設けるが、登別国際観光コンベンション協会では「駐車台数に限りがあるので、公共機関の利用や乗り合わせで来場をお願いします」と呼びかけている。
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