2024.06.11
出かけるHBCスポーツ部のにゃまです。普段は幅広くスポーツの現場で取材していますが、最近はフィールドやコートの中のスポーツシーンを描くことよりも、スポーツを支える人たちの取材や北海道のスポーツをどう盛り上げるか、という仕事が多くなっています。そんな中で取材に伺うことが多くなっているのが北広島の「北海道ボールパークFビレッジ」です。
ということで、スポーツ取材の現場では必ず会場グルメをチェックする私がおススメする北海道スポーツグルメ紹介の不定期連載企画「北海道スポーツグルメ巡り」をお届けします。
⇒前回:魅惑のホットドッグ!アイスホッケーがつないだ 移住夫婦の人気キッチンカー|上川町「マチガイネッエゾベース」
ちゃんと調べ切れていない気がするのですが、日本の球場の中で野菜を作っているのはファイターズの2軍、鎌ヶ谷スタジアム(なんと芝生席の一部が畑です)とFビレッジだけだと思います。毎日野菜を生産して、提供されているのはFビレッジだけ(のはず)。
Fビレッジの農業学習施設「KUBOTA AGRI FRONT」ではイチゴやトマト、アスパラガス、そしてリーフレタスが栽培されています。中でもリーフレタスは無人の植物工場で栽培されていて、最大で1日あたり約150株のリーフレタスを安定的に生産することができます。
⇒関連記事:産地は「Fビレッジ」!最新設備で栽培のリーフレタスが初収穫「安心安全が伝わってくる」北海道ボールパークFビレッジ
光や温度、肥料を管理している、と聞いても「本当においしい?」と思っていたのですが、アグリフロントのリーフレタス、とてもおいしくてびっくりしました。新鮮なのはもちろん、栽培スペースは完全に無人であるため、虫の影響や土汚れもありません。そしていつ食べても変わらぬ野菜の甘み、いつからか私はFビレッジで昼前後の打ち合わせがあると、ちょっと早めのランチとしてアグリフロントのサラダメニューをいただくことが多くなりました。アグリフロントは非試合日でも10時からオープンしているFビレッジでは貴重な飲食店です。
共同創造空間として様々な展開をしているFビレッジの中でも道内外から仲間を増やし、様々な取り組みをしているのがアグリフロント。高校や大学とも様々なコラボをされているのですが、高校生レストランで知られる三笠高校とのコラボで今年から新メニューが加わりました。それが「まるごとレタスの鹿肉タコレタス」です。北広島のジビエを活用したい、北海道らしさ、そしてリーフレタスを使う、様々な意見が出る中で三笠高校調理部のメンバーがメニューを考え抜き、このメニューが生まれました。
今回中心になってメニューを考案した鈴木龍さん(当時3年)は
「レタスのおいしさを知ってほしい」
「タコライスをヒントにレタスをモリモリ食べてほしい」
「鹿肉の高い栄養価を活かしたい」
「鹿肉を利活用したい」
と様々な思いをもって調理部のメンバーと「まるごとレタスの鹿肉タコレタス」を生み出しました。このメニュー、サラダですが意外とガッツリなメニュー、鈴木さんの狙い通り、モリモリレタスを食べてしまう逸品です。
■魅惑のホットドッグ!アイスホッケーがつないだ 移住夫婦の人気キッチンカー|上川町「マチガイネッエゾベース」