2024.05.08

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「名字を変えると不便」30代は70%超……"選択的夫婦別姓"を求める2人が伝えたい「自分の名前で共に生きていく」ということ

改姓直後から身体に異変

2人が出会った職場では、旧姓の「通称使用」は認められませんでした。

名札や電子カルテに表示される名前が、少しずつ「佐藤」から「西」に変わっていくのを見て、佐藤さんは「アイデンティティーの喪失」を実感したといいます。

「せめて呼び名だけでも佐藤のままがいい」

職場の同僚たちにお願いすると、多くの人たちは佐藤さんの思いを酌んで旧姓のまま呼んでくれました。

ただ、ある上司は違いました。

「上司が、私が旧姓で働きたいっていう気持ちがわからなかったみたいで、わざとみんなの前で私のことを『西』って呼んできたりとかして…」

結婚し、改姓したその直後から、だんだん職場にいると身体に異変が起きるようになりました。

職場で急に泣き出してしまったり、食欲がなくなったり…。

そして、結婚から半年後、受診した病院で、適応障害と診断。

結婚の翌年に、10年間勤めてきた職場を退職する決断をしました。

そして、佐藤さんと西さんは、離婚届を出した上で2人で生活を続ける「事実婚」を選択したのです。

2人で何度も話しあっていく中で、西さんが初めて、佐藤さんの辛さに気づいた、忘れられない言葉がありました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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