2024.04.29

暮らす

災害時に、生理が来たら? 妊娠中や、小さな子どもがいるときに備えておきたいことは|元自衛隊員が描く“こころの防災”#番外編①

後日、ヤマモトさんも支給品のナプキンを試してみたところ......日本製のものとは違い、ゴワゴワとしていて、サイズも大きく、ストレスを感じたといいます。

生理用品の使用感は、実際に使う人にしかわかりません。
「もし私が男性だったら、そこまで深刻に考えていなかったかもしれません」というヤマモトさん。

「災害時に、ただでさえ憂鬱になりがちな生理が重なってしまうこと、そして使い慣れない生理用品を使用することは、さらなるストレスの負荷へとつながってしまうと思います」と話します。

この経験から、ヤマモトさんは 「生理」についての備えを提案します。

・生理用品は、自分の体形に合った心地よいものを選んでおく
 (自分にとって必要な量よりも「やや多め」に準備)

・サニタリーショーツも、洗い替えや汚れたとき用に3枚以上用意

・おりものシートなども入れておくと、下着が洗えないときも安心

・生理痛がつらい人は、常備薬も準備しておくといい

これ以外にも、使い切りビデ、ウェットティッシュ、使用済みの生理用品を入れるための袋など、個人で気になるものは用意しておくとさらに安心だといいます。

ヤマモトさんは、「生理は災害時でも、来るときは来ます。だからこそ普段から信頼して使っている生理用品を、災害時用にも準備しておいてほしいと思います」と話します。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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