2024.04.09

出かける

誰もが“おせっかい”をしたくなる喫茶店って?「札幌の下町」にたたずむ、喫茶「こともし」の魅力とは

行政保育士から、カフェ店主に

もともとは札幌市の公務員として、保育士をしていたという平野さん。
保育士を辞めてからは、学童保育や、フリースクールの運営など、教育に関する様々な活動をしてきたそうです。

フリースクールを始めた当時から所属していた団体が、その後「NPO法人 E-LINK」という名前になり、現在も、そのメンバーの一人として活動しています。
創成東エリアを中心に活動している「E-LINK」のミッションは、「なまらツナガル トカイナカ」。

学童保育や、フリースクールの運営を通し、都会の中にありながらも、小さな田舎のような、濃い人間関係づくりをできる機会を生み出していくことを目指してきたといいます。

「世代を超えたつながりを作ることで、子どもたちの可能性をひろげる。そんな活動がしたいんです」

なかでも、与えられた勉強だけではなく、日常生活の中で、生徒自身が自分で問題を設定し、その問題を解決するために学んでいく「探究学習」によって、子どもたちの可能性を広げられないかと考えていました。

そんな中で、「喫茶こともし」の構想を思いついたといいます。

「普通の塾じゃなくって、子どもたちが自然に集って、自主的に勉強をしたり、大人とつながれたりする空間を作りたかったんです」

「学習塾を兼ね備えた、でも、『探究学習』という学び方を選択できる学び場。ここで大人と子供が混ざったら社会性も学べるよね。そこら辺の”ごちゃ混ぜ感”が作れたらめちゃくちゃ面白いかもしれないと思って」

カフェと塾の2つの側面をもった、“新しい形”の空間となった「喫茶こともし」。この平野さんのアイデアは、いろんな“おせっかい”が集まったことで、実現できたといいます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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