2024.04.07
深めるまずは「一人でも生活していけるのか」について、健康状況などを都度見ながらアップデートして考えて、家族で共有しておくこと。
どうしても、自宅に帰る思いを叶えるのであれば、「落としどころ」を考えておくこと。
「これができなくなくなったら、もう施設入居を決めよう」と家族で共有しておくことをおすすめします。
(現実は急に割り切るのは難しくても、話しておくことで気持ちも状況も整理できますよ)
例えば、食事の管理。
それから、お風呂になかなか入れなかったり(入れてあげられなかったり)、薬をしっかり飲めていなかったり…。
そもそも、親が70代から80代の場合、その親の面倒を見ることになる子どもも50代くらい、まだ現役世代も多いんですよね。
そうすると、実際に介護を担うということはなかなか難しいですし、では親が一人の時間はどうするのかという話になってきますよね。
もちろん、介護サービスを使っていくことにはなりますけど、施設にいた方がより安心、家族の負担も減るという現実はあります。
じゃあどんな施設があるか、というところをまず整理しますね。
・高齢者向け分譲マンション(介護付きなどの場合もあり)
・サービス付き高齢者住宅(サ高住)
・老人保健施設
・有料老人ホーム(介護付き)
・有料老人ホーム(住宅型)
・グループホーム
・特別養護老人ホーム
選択肢だけでもこれだけあります。
特別養護老人ホームは、北海道全体で506件、札幌市だけでも93件。
…もう迷ってしまいますよね。
それぞれ、入居についての制限や料金、サービスにもさまざまな違いがあります。
選択肢が増えているということは、いいことです。
ただその中からどう選択していくか。
特に、いざ施設を決めようというときは、そんなに決断の猶予がないというパターンが多いのが現実。
入院している病院から退院を迫られているけど、一人暮らしはもう難しいかも…など、「そのとき」は急にやってくることも少なくないですから。
できれば、元気なうちから、少しずつ施設の検討などを始められるといいですね。
選ぶポイントをこれから説明しますが、とても、リアルでシビアです。
老後2000万円はウソじゃない?親の「終の棲家」選びはリアルでシビア…何から始める?【親の「終活」について考える#4ー②】へ続く。
※終活マイライフでは、5月12日に創立7周年記念セミナーを開催します。
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文・編集|Sitakke編集部あい
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