2024.04.07
深める「終活」という言葉がめずらしいものではなくなった、人生100年時代の今。
大切な人だからこそ、「最期」や「いなくなったあと」を想像することはどうしても後回しにしてしまいがち…。
だけど、大切な人だからこそ、大切に考えたい、大切なことが「終活」には詰まっています。
連載「親の「終活」を考える」では、Sitakke編集部も自分事で「親世代の終活」に向き合います。
今回のテーマは、親がどこで最期のときを迎えるのか…。
高齢化・長寿化が進むにつれ、「医療や介護が必要になったとき、自宅で一人で生活できるのか」というのはとても大きな問題。
今回はソーシャルワーカーとして、施設への知識も豊富な終活マイライフの熊崎梨絵さんにお話を伺いました。
ソーシャルワーカーとして働く経験上、多いパターンのひとつが親が入院し、退院した時に自宅に戻るかどうかを急に検討しなければいけなくなるケースです。
70~80代の方のお子さんだと、まだ現役で働いている方も多いため、家族が面倒をみながら自宅で生活するということがどこまで可能なのか…
親自身も、ほとんどの場合は、「子どもに負担をかけたくない」と思っています。
だけど、そのことと、自宅で暮らしたいという思いはどうしても別…結びつかないという方が少なくないんです。
もちろん、住み慣れた家にずっと暮らしたいという思いは大事にしてあげたいところですよね。
でもそれ以上に、家族に介護などの負荷がかかることは想像のはるか上をいくほど大変なことだというのは考えてほしいと思います。
そうして親を頑張って支える子ども世代や家族みんながつぶれてしまう…というケースを、ソーシャルワーカーとして、本当にたくさん見てきましたから。
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