2024年に実写映画化でも話題となったゴールデンカムイの作者 野田サトルが新連載している『ドッグスレッド』など、近年盛り上がりを見せているアイスホッケー。皆さんは旭川市にもアイスホッケーのチームがあるのは知っていますか?今回は、【氷上の格闘技】とも呼ばれるスポーツに魅了された2名の選手にインタビューを行い、その魅力やチームの活動内容などを伺ってきました。
旭川市内にいくつかあるアイスホッケーチームの中でも最強の呼び声が高い『道北振興タイガース』。
なんと過去昨年までに行われた大会での優勝回数は40回以上!
もはや敵なしの強さを見せる強豪チームの活動内容とはどんなものなのか、道北振興タイガースに所属し、チームを統括する小路広幸さんにお話しを伺ってきました。
始めは『タイガース』という名称で活動をしていました。
当時の資料が残っていないので正確な事は分からないのですが、昭和63年頃に『道北振興タイガース』となったと聞いています。
とても歴史あるチームで、私は道北振興に勤め始めてからチームに参加したのですが、みんなアイスホッケーが好きで楽しみながら活動していました。
おかげさまで大会では何度も優勝することができ、全道大会も経験することができましたね。
私は現在、選手としては参加しておらず統括する立場ですが、道北振興タイガースは現在キーパー2名、プレイヤー15名の計17名で活動しています。
普段は旭川大雪アリーナで練習をしています。
旭川には1か所しか練習や試合を出来る場所がなく、1シーズンに2~3回しか練習ができないんです。
他チームと交代でリンクを使用するため、1回の使用時間も短くなかなか大変ですが、チームのメンバーで楽しみながら活動しています。
今シーズンは大会に参加出来ましたが、それまでの2年間はメンバー不足もあり不参加となっていました。
メンバーの中には転勤族も多く人数も足りなかったのですが、今年はタイガースOBの復帰や紹介された経験者、さらに高校生も含め多数参加いただいたので、何とか大会に参加でき1次リーグを優勝することができました。
道北振興タイガースには医師や、役場職員、道職員、自営業など様々な職種のメンバーがいて年代も幅広いんです。
夏はインラインホッケーを楽しんでいるメンバーもいますね。
氷上の格闘技ともいわれるスポーツですが、実際にプレーするととても楽しく、またストレス発散になるんですよ。
「こんなに面白いスポーツはない!」と思ってプレーしていましたね。
しかし旭川のアイスホッケーは、まだまだメジャーではありません。
練習場所が少なかったりプレイヤーの高齢化でチーム数が減ってきたりなどと、多々課題はありますが、
旭川のアイスホッケーをもっと盛り上げていきたいと思っています。
今回の特集も、アイスホッケーの魅力を知るきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
旭川市内及び近郊の幼稚園児から小学6年生までの少年少女が所属するホッケーチーム『サンリバーズ』。
40年以上続く歴史あるチームで、卒団した後も中・高校生チームで競技を続けることができるシステムになっています。
スタッフは旭川出身のメンバーを中心にアジアリーグ(国内トップリーグ)の元監督や元選手、強豪チームでプレイ経験のある指導者で構成しており、みなさんがボランティアで活動しています。
今回はキャプテンの山田天星くんにインタビューをしました!
元々兄弟がアイスホッケーをやっていて見学に行っていたのですが、そこから参加するようになりました。
今はアイスホッケーを始めて7年目で、チームのキャプテンとして頑張っています。
練習は週3回行っていて、普段はシュート練習などをメインにしています。
たくさん練習した成果が大会で発揮できた時がすごくうれしいです。
ミスをするのは悔しいんですが、その分頑張ろうという気持ちになります。
今後もキャプテンとしてしっかりチームをまとめていきたいと思っています。
大会でもいい成績を残せるよう、練習も頑張りたいです。
旭川を中心に活動するサンリバーズでは、チームメンバーを募集中!
チームの活動や会費などをご紹介します。
【シーズン期間】
シーズンは大雪アリーナを使用できる11月中旬から3月末までの冬期期間になります。
4月からのシーズンオフは、希望者のみ安平町、札幌市、苫小牧市などへ遠征しにいっています。
また、旭川以外の地域では個人教室を行っている場所もあり、そこへ参加しスキルを磨く子もいます。
【練習】
シーズン中の練習時間は火・木・土の18時から19時45分までです。
大会などの際は、変則的になる場合があります。
選手のスキルに応じて、経験豊富なスタッフが相談しながらコーチングしています。
【大会・遠征】
シーズン中は道内の各大会へ参加を予定しています。
12月:安平町交流試合・札幌ライオンズ杯
1月:全道大会
2月:4年生以下大会(旭川)・4都市大会(室蘭)
3月:旭川会長杯
などがあります。
毎シーズン、メンバーやスキルに応じて参加する大会を調整しています。
【会費】
11月から3月まで1人35,000円となっています。
兄弟がいる場合は2人目から17,500円です。
主に練習リンク代、大会参加費、スポーツ保険代です。
シーズンオフ(4月~シーズンインまで)の練習費用は参加者で人頭割しています。(1回につきおよそ500円程度)
【用品】
購入するのがベストですが、各家庭の負担もありますのでレンタルも可能です。 その際は1シーズンにつき1品500円でレンタルしています。 各家庭間で貸し借りしておりますので、ご相談ください。
【他スポーツとの両立】
他スポーツとの両立ももちろん可能です。
野球、サッカーをしているお子さんがたくさんいます。
様々なスポーツに挑戦してほしいと思っています。
子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるスポーツ『アイスホッケー』。
旭川でも練習場所や時間の制限が課題ではありますが、様々な方が活動しています。
近年漫画などでも注目を集めているので気になっている方も多いはず。
試合観戦を初め、実際の競技なども興味がある方はぜひチャレンジしてみては?
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