今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年3月11日〜3月15日ピックアップ分)

早くも〝モモンガ祭り〟開幕です!

撮影:@flsts.ey さん

〝モモンガ祭り〟こと、モモンガの繁殖行動が、例年よりやや早く始まったようです。
普段は、太陽が沈んでから巣を出て、太陽が昇る前に巣に戻ってしまうので、なかなか会うのがむずかしいのですが、繁殖行動が始まると、昼間でも、オスがメスを探して森の中をビュンビュン飛んだり、メスをめぐって、オス同士が激しい争いをしたりと、モモンガウォッチャーにとっては、もうシャッターチャンスだらけなのです。

なので、誰が言い始めたのか〝モモンガ祭り〟と呼ばれます。
かなりの平和主義者に見えるモモンガですが、この時ばかりは、ライバルの手や鼻などにかみついたり、体あたりして木から相手を蹴落としたり。
争いに負けたオスは、手や鼻から血を流してしょんぼりしていて、見ていて気の毒になるほど。
多くのエゾモモンガは、年に2度繁殖行動を行い、2回目は、6月下旬から7月にかけて。
夏の〝モモンガ祭り〟は、木の葉が茂っていて、なかなか見ることは出来ないので、3月の〝モモンガ祭り〟は、実質、年に1度のイベントです。

華麗なる〝求愛ダンス〟の舞台ウラ

撮影:@d.ace_pic さん

2月下旬から3月にかけて、タンチョウのつがいは、華麗な〝求愛ダンス〟を踊ります。
相手のまわりをぐるぐると回ったかと思うと、急に高く飛び上がったり、お互いに羽を膨らませて、鳴き交わしながら歩み寄ったり、本当に何度見ても優雅で美しいものです。

〝求愛ダンス〟のシーズンになると、その姿を写真におさめようと、給餌場には望遠レンズをつけたカメラがズラリと並びます。
「きょうの1枚」もそんな一瞬なのでしょうか、はらはらと舞った雪が、美しさをさらに引き立てていて、とってもステキですねー。
〝求愛ダンス〟が始まると、かわいそうなのは、前の年の春に生まれて、まだ1歳になっていない〝幼鳥〟です。
ちょっと前まで、それはそれはたっぷりと愛情を注がれて育てられていたのに、〝求愛ダンス〟の季節になると、親鳥たちは〝幼鳥〟が、自分たちに近づくことすら許しません。

「シューッ!」という威嚇する声とともに、鋭いくちばしでつつかれると、しぶしぶ親鳥のもとを離れるしかありません。
華麗な〝求愛ダンス〟の一方で、親鳥に追われた〝幼鳥〟たちの、悲しげな、ピーピーという鳴き声があたりに響きます。

ラブラブなシマエナガ…巣づくりも!

撮影:@mintberry5655 さん

ふくらみはじめているのは、春にいちはやく花を咲かせる「こぶし」の冬芽だそうです。
そしてもしかしたら、ペアになったばかりの、シマエナガちゃんなのでしょうか?北国に訪れようとしている春を感じさせてくれる、とってもステキなお写真ですねー。

冬の間は、10羽くらいの群れで行動していたシマエナガですが、そろそろペアの行動に移り、繁殖の準備に入ります。
インスタでも、巣を作るための材料を集めているシマエナガの姿も、ちらほら見かけるようになりました。
春ですねー。

「北海道3大かわいい動物」プロジェクト

インスタグラム:北海道3大かわいい動物プロジェクトでは、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、きょうの1枚として配信しています。

https://www.instagram.com/hokkaido_3dai_kawaii/?hl=ja

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