2024.03.17
暮らす万が一に備えて、飼い主が事前に準備しておくことを勝田代表に聞くと…。
「犬であれば、クレート(箱型ハウス)にふだんから入る訓練をする」ことだといいます。
自分の固有のスペースと、犬が認識できるようにしておくことで、被災したときにストレスが軽減されることにつながります。
複数の動物が集まる避難所では、ケージで過ごすことが増えるため、日ごろからケージに慣れさせて置くことが必要だということです。
こちらのホームセンターでも、能登半島の地震を受けて、売り場に変化がありました。
ペット用品売場に設けられた期間限定の防災コーナーには、賞味期限の長いペットフードや、ニオイの問題を防ぐための消臭剤などが置かれていました。
避難所には、ペット用の備蓄品はないため、飼い主自身で用意する必要があります。
ジョイフルエーケー大曲店の田中啓さんは、「特に犬・猫の用品は散らばって保管されることが多いと思うが、人間の防災用品同様に、いざというときにすぐに持ち出せるように固めて保管をしておいてほしい」と呼びかけています。
自分の飼っているペットの命は自分が守らなければいけない。
いつ来るかわからない災害の、その前に。
今考えておくことが大切です。
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