2024.03.12
出かける檻の中に入っている二頭。
動物園では、より安全・安心に引っ越しをするため、「なるべく麻酔は使わずにいきたい」という思いがありました。
そのため、3週間前から檻の中に入る練習をしたのだとか。
すると…レンボーはすぐに状況を理解したといいます。
李さんは「わかってるんです。本当にわかっている。『ここ(動物病院)から出られるんだ』って。そこから実は表情が違うんです」
こうして、麻酔も使わず、元気に新たな施設にやってきたレンボーとレイト。
最初に入ったのは、お客さんからは見えない、寝床や健康チェックをする場所「バックヤード」です。
実は、このバックヤードまで、この施設は「動物福祉の向上」に配慮して作られています。
お客さんから見えない場所は、本来「効率性」を重視するといいますが…
「なるべく前の獣舎に、構造も、壁の色まで似せている。早く慣れるように、ストレスがかからないようにしているんです」
すべてを新しくするのではなく、いいものは受け継ぎ残していく。
そうして、「動物中心」にこだわっているんです。
そして、2月7日。
ついに、バックヤードのドアが開く日がやってきました。
■シマエナガちゃん、酔っ払っちゃった? 顔がほんのり...のワケは?