夏の間は、北アメリカやユーラシア大陸の、北極に近いところで暮らしている、ユキホオジロです。
雪のようにカラダが白いことから、ユキホオジロという名前がついたといいますが、よく見るとほっぺたのあたりに、オレンジ色のチークのような模様が入っていたりして、とってもかわいらしい顔をしています。ただ、残念なことに、北海道で見ることができるのは、ごくわずかな数しかいません。
ところが最近、こんな話を聞きました。
ユキホオジロが、北極圏に帰るときには、北海道のあちこちに少しずつ散らばっていた群れが集まり、大きな群れになって、北へ渡っていくのだと。
天敵に襲われないように、同じ種類の鳥の群れが集まり、大きな群れになってから〝渡り〟を行うことは珍しくないので、ユキホオジロもそのような行動をとることは不思議ではありません。
もしそうだとしたら、そんなユキホオジロの大きな群れを、ぜひ見てみたいものです。
秋に、土の中に埋めておいた木の実を、掘り出している途中なのでしょうか?雪にぬれた〝耳毛〟が、ピンと立っていて、かわいらしいですねー。
冬も冬眠をしないエゾリスは、木の根もとに、木の実を多めに埋めておくのだそうです。
春が近づくと、木の〝あたたかさ〟によって、根もとのまわりの雪が、まわりよりも早く溶けてくれます。なので、そのことを知っていて、探しやすいようにと、根もとに多くの実を埋めておくのでしょうね、賢いですね。もうすぐ、冬眠していた、エゾシマリスも目を覚まします。私の過去の記録には、3月10日に、雪の穴から顔を出したエゾシマリスを撮影したとメモがありました。季節の変わり目です、森が、またまたにぎやかになりますね。