2024.02.14

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【マニアの聖地】プラモデルやミニ四駆…古き良き、少年たちの夢がある。創業51年、札幌の”模型文化”を守る親子の思い

「親子で泣いて謝ってきた」50年間で忘れられないエピソード

50年もお店をやっていると、色々な事がありました。
なかでも、店の商品を黙って持ち帰ろうとして見つかった子どもと、その親との思い出は忘れられないといいます。

利江さん
「親子で来て泣いて謝ってね。大学を出て就職できましたって、ご挨拶に来た人も何人かいる。涙が出そうだった」

時代の波が押し寄せる…少年たちの興味はテレビゲームへ

かつて、この札幌にも、多くの模型店がありましたが、模型業界にも時代の波が押し寄せます。
1990年代に入るとプラモデルの出荷額は急激に減少。

少年たちの興味はテレビゲームへと移っていきます。

当時、大学生だった健一さんは、「両親が苦労して育ててきた店をなくしたくない」と思い始めます。

2代目社長 健一さん
「大型量販店ができたり、うちのお店より勢いがあるお店が出来た時に噂で『オーム模型も もう終わり』だと言われた。継がなければ辞めるんだろうなと思い、もったいないと感じ、継ぐ決心をして父と母に”継ぎたいです”とお願いをしました」

2代目社長 健一さん
「お客様も僕らは家族だと思っている。そういう意味では、僕は勝手にうちのお客様のことも含めてワンチームと思っています。続けていければなと思っています」

両親から受け継いだ思い「売って終わりではないアフターサービスを」

健一さんと利江さんが大切にしているのは、”売って終わりではないアフターサービスの充実”。

オーム模型の2階には部屋いっぱいに広がっている「ミニ四駆」のコース。
買った商品で思いっきり遊んでほしいと作ったものです。

その他にも、2005年には白石区に道内最大級の屋内ラジコンサーキット場も作りました。

”売って終わり”の商売ではなく、遊ぶ場所を提供したり、アフターサービスもしっかりとして模型ファンを支えたい。
ご両親から継いだ思いを胸に、健一さんはお店を守り続けています。

【オーム模型】

住所:札幌市豊平区平岸3-14
電話番号:011-821-1367
営業時間:平日 午前10時~午後8時(日祝は午後7時)
定休日:木曜

※掲載の内容は番組放送時(2024年2月12日)の情報に基づきます。

今日ドキッ!

HBCテレビにて毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中。みなさんと一緒に毎日のドキドキを探しに行きます!最新のニュースや天気、スポーツ情報など丸ごと「北海道」にこだわる情報報道番組です。

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