HBCテレビ「今日ドキッ!」より、選りすぐりの情報をお届けします。
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あたたかい家族の姿を描くコーナー「ファミリーストーリー 家族のキズナ」 。
今回注目したのは…マニアの間から"聖地"と呼ばれる、札幌のとある模型店です。
親子二代で守り続ける老舗店のファミリーストーリーをご紹介します。
かぐや姫の名曲「神田川」が大ヒットした昭和48年に、札幌で産声を上げたお店があります。
平岸街道沿いに映える、黄色い看板が目印のお店「オーム模型」は、今年で創業51年目を迎えます。
店内には、たくさんのプラモデルが天井まで高く積み上げられています。
中にはプレミアの付いた貴重な商品も。
こちらは、1970年代後半にブームを巻き起こしたラジコンカー。 無線で操縦する楽しさは、少年たちを夢中にさせました。
1982年の誕生から、これまでに4度のブームを巻き起こしているミニ四駆もあります。
昭和の少年たちの心を鷲掴みにした宝の山は、海外からも大人気。
台湾から韓国などのお客さんも多いといいます。
「模型に関係するものなら何でも揃う」と常連たちは口を揃えます。
常連客の川島さん
「商品の量と種類が絶対的にある。スタッフの方に何を聞いても、全部答えてくれるんです」
こちらはオーム模型の2代目を継いだ、逢坂健一さんです。
父からこの店を受け継ぎ、母・利江さんと共に、親子二代でお店を守っています。
2代目社長 逢坂健一さん
「お店が50年なので、親子3世代に来ていただいたりします。年齢の幅はすごく広いですね」
店内に山積みになった製品の中には、なかなか手に入らない珍しいお宝も眠っています。
メーカーでは作っていない、タミヤのフェラーリ。
他にも、イカ釣り船やマグロ船の漁船シリーズに、戦国武将が身に着けた甲冑も…
さらに、お米一粒一粒を接着剤で付けて作り上げるお寿司のプラモデルなど、マニア心をくすぐる模型製品もありました。