2024.02.03
深める北海道の羊飼いだった女性が直木賞作家になりました。
第170回直木賞に選ばれたのは、別海町出身で十勝在住の、河﨑秋子さん(44)の「ともぐい」。
小説「ともぐい」は、明治時代の北海道を舞台に、クマとの戦いに挑む猟師の姿を描きました。
1979年、別海町の酪農家に生まれた河﨑さん。
実家で羊飼いの仕事をしながら作家デビューした異色の経歴の持ち主です。
そんな河﨑さんが1月23日、HBCテレビ『今日ドキッ!』に生出演をし、受賞後の記者会見の裏話や別海町で過ごした少女時代についてたっぷり教えてくれました!
直木賞の受賞を受けて、ふるさとの別海町は盛り上がっています。
町役場の電光掲示板には、河﨑さんの受賞を祝うメッセージが流れています。
実家の酪農業を継ぐ、兄の淳さんは「びっくりしたのと誇らしかったのと…本当におめでとう、お疲れ様と、それだけです」と話します。
受賞後に兄の淳さんとは電話で話したという河﨑さん。
電話口の兄は「案外、淡泊だった」と明かします。
クマとの対決シーンが描かれる『ともぐい』。
まるで読者をその現場に引き込むような描写について、本人は「私はクマと戦ったことはありません」と笑います。
「なるべくクマと戦っている状態を読者に体験してもらえるように書きました」と軽やかに明かしてくれましたよ。
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