エゾクロテンです、とってもかわいらしい顔をしていますねー。
以前は、山あいの温泉宿の、冬の間の野鳥のエサ台から、鳥のためのエサを盗み食いにやって来るエゾクロテンがいたので、その山深い温泉宿まで行って写真を撮っていたこともあったのですが、最近そこにも姿を見せなくなってしまいました。
会いたいけれども、なかなか会うことが出来ない動物のひとつです。警戒心が強いのと、夜も行動するのと、ほぼ単独で行動している、積もった雪の下にトンネルを作って移動するなど、カメラマンにとっては、かなり手強い相手です。
温泉宿では、厳しい寒さの中、外でずっと現れるのを待っていた辛い記憶しかないのですが、かわいらしい写真をとれたときには、すべての苦労も吹っ飛んじゃうほど、うれしいんですよねー。
雪が降り続いているのでしょうね、エゾモモンガは、気にする様子もなく、雪がついた木の枝にかじりついているようです。枝と枝の間から見えた姿が、なんとも言えずキュートですねー。とっても小さくて、ピンク色をしたエゾモモンガの手が、とてもかわいらしいのですが、見ていていつも、しもやけにならないかと心配です。
2月は、寒さが厳しくなり、みんなで集まり、共同生活して体あたため合う季節です。1匹しかいなかったモモンガが、2匹になった、3匹になった、という話を耳にします。
1か月あまりの共同生活のあと、モモンガたちは〝恋の季節〟を迎えます。
意地悪な〝木枯らし〟が突然吹きつけて、シマエナガちゃんのもふもふの羽毛を、乱れさせてしまっています。
映画「七年目の浮気」で、マリリン・モンローが、地下鉄の通気口に立ち、白いスカートがふわりと浮き上がる、映画史上に残る有名なシーンを思い出しました。
マリリン同様、シマちゃんは、突然の風など気にもせず、カメラに向かって微笑んでいます。まさに〝雪の妖精〟ですねー。
2月は、シマエナガが、寒さとともにもふもふにふくらんで、〝妖精感マシマシ〟の季節。これから寒くなる季節、かわいらしいお写真をたくさんご紹介できると思います、どうぞお楽しみに!
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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