水分を含んだ湿った雪。
「雪かき」もひと苦労です。
厚労省によりますと、身体活動の強さを、安静時の何倍に相当するかで表す単位で、「メッツ」というものがあります。
座って安静にしている状態が1メッツ、普通歩行が3メッツです。
そして、雪かきは6メッツで、バスケットボールやウエイトトレーニングに相当するということなんです。
そこで、からだにできるだけ負担をかけない、疲れにくい「雪かきのコツ」があるということです。
今から10年ほど前にYouTubeにアップされた雪かきのコツを紹介している動画は、これまでに47万回再生されています。
動画の投稿者は、札幌市北区にあるスポーツクリニックのスポーツトレーナー、森脇俊文さん。
まずスコップの柄を持つ手を、“甲”が上になるように持ち替えるのがポイントだといいます。
「手のひらが上だと腕のチカラを多く使いやすい。手の平を下向きにすると、からだ全体で雪を投げることができる」
「手の甲を上向きにして、からだのひねりと腕の引きを合わせて、腹筋に力を入れると、よりからだに負担がかかりません」
手の向きの上下を変えるだけで、負荷がかかる場所が背中に移動し、からだ全体の力を使いやすくなるのです。
取っ手があるスコップの場合、取っ手を持つ手は、「手のひらを上」にします。
重要なのが、柄を持つ手の向き。
こちらは、「手の甲を上」にしてください。
そして、雪をかく際は、「腕を後ろに引く」のと同時に「からだをひねり」、戻す力と一緒に雪をはねるということなんです。
けがの予防にもつながりますから、ぜひ実践してみてください。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年1月18日)の情報に基づきます。
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