冷え込みが厳しいこの時期、吐く息が朝日に映えるため、北海道東部の鶴居村には多くのタンチョウファンがやってきます。
そんなファンの間で今、あるツルたちが話題になっています。
鶴居村の「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」です。
多くの人たちが朝からカメラで狙っているのが…
真っ白のタンチョウの中に一羽だけいるグレーのツル!
その正体は「マナヅル」。
主に冬の西日本で見られるツルですが、12月15日ごろから鶴居村でも見られるようになりました。
一方、こちらは5キロほど離れた鶴見台です。
タンチョウよりも小さなツルを見つけました。
「カナダヅル」です。
日本では、「1年に1羽見られるかどうか」とも言われるとても珍しいツルです。
タンチョウファンの間では、先ほどのマナヅルと、このカナダヅルで 「鶴居村のマナカナ」 と呼ばれています。
調査ボランティアによると、カナダヅルは12月末から確認されているそう。
「タンチョウに追い払われながらもずっとめげずに居座っている」のだとか。
「鶴居村のマナカナ」のウワサは全国に広がり、その姿をカメラに収めようと、さらに観光客が集まって来ています。
調査ボランティアの佐藤紗雪さんは「今の時期は求愛ダンスも見られるので見てほしい。別の種がいると探すのもワクワクする、それも楽しんでほしい」と話していました。
「鶴居村のマナカナ」は、エサやりの時間に姿を見せるということで「きょうはマナカナ(まだかな)?」と探している人も多いようです。
Sitakkeでは、「北海道3大かわいい動物プロジェクト」でも「マナカナ」をピックアップしています!
▼これぞ奇跡のコラボ!鶴居村の〝マナカナ〟ちゃん
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年1月23日)の情報に基づきます。
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