2024.01.19
暮らす日本海に面した後志の神恵内村です。
海沿いに集落があり、すぐ背後はがけに囲まれています。
津波避難路や緊急避難階段もあり、役場が避難ビルとなっています。
避難用通路の一部には屋根が取り付けられていますが、実際に利用しようとするとある問題が。
この季節、足元に雪が積もっていて、通路を歩くのは難しい状態になっているのです。
住民からも「滑って歩けない、これじゃあ避難通路にならない」との声が聞かれました。
大地震の発生確率が高いとされる太平洋側の道東沿岸では、避難ビルや津波タワー建設などの対策が進んできています。
その一方で日本海側では、対策が遅れているのが現状です。
国の地震調査研究推進本部が公表した、今後30年以内に大地震が発生する確率です。
50%を超える太平洋側と比べて日本海側では低い確率になっています。
今回の能登半島の発生確率は3%未満とされていました。
それだけに、高橋教授は、「確率はあくまで目安に過ぎない」と指摘します。
「日本海側にある海底活断層の地震の発生確率の評価というのは、なかなか難しい。本当に参考程度かなと考えている」ということです。
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