2024.01.19
暮らすわずか数分のうちに津波が到達し、甚大な被害を引き起こした能登半島地震。
北海道の日本海沿岸でも、過去によく似た地震が発生していました。
最大震度7を観測した能登半島地震。
石川県では、この地震による死者の数が200人を超えています。
年明け早々、日本海沿岸で起きた大地震は、北海道民にも衝撃を与えました。
今回の地震では、激しい揺れで多くの建物が倒壊。
発生直後に津波が押し寄せ、甚大な被害をもたらしました。
北海道でも同じような地震が起こるリスクがあると指摘するのは、北海道大学で地震学が専門の、髙橋浩晃教授。
「松前町の沖合から石狩湾を通り、稚内まで活断層が存在している。地震のリスクはどこにでもある」と話します。
北海道の日本海側でも起こり得る大地震。
Sitakkeでは、【特集】秋冬の”じぶんごと”防災で、北海道で暮らす私たちの、こころと身体を守るための「防災の知恵」 を考えていきます。
今回は、津波から命を守るための対策や、災害への心構えを考えます。
今回の能登半島地震の特徴の一つが、津波の第1波が到達するまでの早さです。
石川県珠洲市では、地震発生からわずか1分後、七尾市では2分後と、短時間で津波が到達しました。
こうした日本海側で起きる地震の特徴は、陸の沿岸にとても近いところで起きることだといいます。
すると、津波も陸地の近くで発生することになり、押し寄せるまでの時間が非常に短くなってしまうのです。
■地震の映像で不安に…「寝られなくなる」訴える子どもも 必要なケアと被災地に私たちが今できること【能登半島地震】