2024.01.04
暮らす11月、専門家や市民らでつくる「ヒグマの会」が開催した「ヒグマフォーラム2023 in 札幌」。
酪農学園大学の佐藤喜和教授は、「人里の近くに定着するようになったクマは、人との触れ合いが多いので、人慣れをする」と指摘しました。
この30年ほどで、道内に生息するクマの数はおよそ2倍に増えたと推定されています。
おととし3月には、札幌の住宅地からわずか500メートルの位置で、クマの親子が冬眠していたのが確認されました。
クマが生まれ育つ場所も、山奥から住宅地へと近づいています。
2023年も全道で暮らしの近くでの出没が相次ぎました。
そして、人がけがをしたり、亡くなったりする事故も、多く起きてしまいました。
その中にも、“クマの常識”が変わりつつあるのかと、疑問が残る事故があります。
■クマがサケマスを食べる…札幌の住宅地でも?知床の「楽しい解決策」から考える