2024.01.19

暮らす

『ゴールデンカムイ』のクマは「ちゃんと怖くて、怖くない」。描写から考察する「北海道への想い」

映画も「ちゃんと怖く、ちゃんと怖くない」クマ描写でした。
原作ではさらに、「クマに出会ったら」の正しい行動が描かれたシーンもあり、NG行動のそばにはそれがなぜNGなのかがわかるような、クマの生態についての知識も書き込まれています。

そして、 「クマの正しい知識」を持つキャラクターが、生き抜くために活躍していきます。

私もふだんフィクションに触れて「クマの歯が違う」など特に気にしないですし、ただ笑ったり感動したりしながら楽しく読んでいました。
でも最後まで読んだとき、ハッと 「北海道の今に通じる、大切なメッセージがある!!」 と感じたのです。

アイヌ文化、歴史、スポットや名物…作品にはいろいろな北海道の要素が登場します。
そのひとつとして、ヒグマもアイヌ文化とつながりが濃く、歴史にも今にも深くかかわる要素です。

『ゴールデンカムイ』2024 年 1 月 19 日(金)全国東宝系にて公開中 (©野田サトル/集英社 ©2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会)

作品全体に込められた、「北海道への想い」があるからこそ、リアルさにこだわったのでは…。

アイヌをめぐっても、ヒグマをめぐっても、北海道では今も社会問題があります。
そんな今だからこそ、「アイヌの人々がつむいできたものは何だったのか」「北海道にとってのヒグマとは」を、漫画や映画を楽しみながら考えてみるのもいいな、と感じました。

そんな真面目な感想を持ったのも本当ですが、映画は
「このシーンカットしないんだ!!原作への愛を感じる!!!」
「キャラクターの再現度が高い!!ふだんの役者さんと顔つきからガラッと変わってる!!!役者さんってスゴイ!!メイクさんも衣装さんもカメラさんもスゴイ!!!」
などなど、単純に楽しんで観て、ナベ子編集長と大興奮で感動を語り合いました。

『ゴールデンカムイ』2024 年 1 月 19 日(金)全国東宝系にて公開 (©野田サトル/集英社 ©2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会)

私もいつの間にか、「ゴールデンカムイ沼」にハマってしまったようです。

もっとどっぷりハマっているナベ子編集長の、一癖も二癖もある記事や、映画の情報は、特集「今こそ沼るッッ!ゴールデンカムイ愛」で読めます。

連載「クマさん、ここまでよ

文:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は取材時(2023年)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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