2023.12.22

出かける

【函館】見るものを飽きさせない魅力。地元メディアが勝手に選ぶ文化遺産「ステンドグラス」

北海道・函館のローカルマガジン『peeps hakodate』が勝手に選ぶ「函館文化遺産」シリーズ。

登録番号83・ステンドグラス

函館はあらゆる国や宗派の宗教建築が街中いたるところに点在する特異な街。

特に教会はそれぞれに個性と特徴を持った建造物が多く、見るものを飽きさせない魅力がある。

教会建築に欠かせないものといえば、ステンドグラスだ。現在我々が認識しているステンドグラスは教会にあるものに限らず、さまざまなデザインや様式のものを一括りとしているが、本来は教会内に設置され、さらに宗教画が描かれたものに限り「ステンドグラス」と呼ぶことができる(※教会外のもので非宗教的な絵柄・デザインのものは『鉛明かり採り』または『レッドライト』と呼ぶ)。

北斗市三ツ石のトラピスト修道院敷地内にある『聖リタ当別カトリック教会』は、1917(大正6)年に創立。現在の聖堂は1995年に建造された2代目となる。

聖堂の左右両側の窓だけでなく、聖堂内を取り囲むように直径1mの丸いステンドグラスが配され、十二使徒が描かれている。ともに初代教会の時代から80年以上使われているものだ。

地元では「リタ教会」の愛称で親しまれる『聖リタ当別カトリック教会』のステンドグラス。日中、聖堂を取り囲む各直径1m・12枚の円型ステンドグラスからはやさしい自然光がさしこむ。

peeps hakodate

函館の新しい「好き」が見つかるローカルマガジン。 いまだ開港都市としての名残を色濃く漂わせる函館という街の文化を題材に、その背後にいる人々を主人公に据えた月刊のローカルマガジン。 毎号「読み物であること」にこだわり、読み手の本棚にずっと残り続ける本を目指して編集・制作しています。(無料雑誌・月刊/毎月10日発行)

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