2023.12.24
深める愛くるしい表情でカメラ目線をくれる猫に、つぶらな瞳で見つめる犬。
癒しや安らぎを与えてくれる、まさに家族の一員です。
ただ、ここにいるのは、人間の身勝手で住みかをなくしたペットたちです。
「多頭飼育で飼えなくなってしまい、引き取りを求められるケースが多くなっている」
そう話すのは、札幌市動物愛護管理センターの石橋佑規獣医師です。
繁殖しすぎて、適切な飼育ができなくなる「多頭飼育崩壊」。
劣悪な環境の中で命を落とすペットもいます。
飼い主に問われる命への責任。動物愛護の“いま”を調べました。
連載「じぶんごとニュース」
札幌市中央区に、先月オープンした「あいまるさっぽろ」。
ペットとして飼えなくなった犬や猫を保護する施設です。
▼【札幌・11月オープン】「次のおうち」に行けますように…あそびも健康も充実「あいまるさっぽろ」
これまで西区と北区の2か所に分かれていてた動物管理センターが、1つに集約され、およそ100匹の犬・猫を保護することができます。
実はこのあいまるさっぽろ、オープン当初から収容数が超過状態にあったのだといいます。
動物を手放したい相談が立て続けにあり、一時期は100匹を超える猫が収容されていました。
現在も、猫がおよそ70匹、犬は1匹と圧倒的に猫の数が多く、9つある犬専用の部屋も、その大半を猫が使っています。
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